1月7日 今日の学び
- 公開日
- 2020/01/07
- 更新日
- 2020/01/07
1月
三学期始業式 式辞より
元日午前7時10分頃,東の空に雲はなく,とてもきれいな初日の出でした。令和2年が始まり,太陽が昇っていくのを眺めていると,やってみたいことがどんどん膨らんできました。
元日の新聞には,「えっ」と声をあげそうになった広告がありました。こんな景色の見られる時が,すぐそこまで来ているのかあと。e-Paletteは,東京オリンピック・パラリンピック大会の選手村で,選手や大会関係者の移動を手助けする自動運転のバスです。また,人を乗せた空飛ぶクルマの試験もすでに始まっているそうです。こうしたモノづくりの技術が,どんどん進む中で,私たちは今,生活しているのです。
さて,今年はねずみ年。「明けましておめでとうございます」の言葉とともに,ねずみの絵や「子(ね)」の漢字の書かれた年賀状をいただきました。「子」は,漢和辞典で調べてみると,両手を広げて,その手を動かしている赤ん坊の様子を表す漢字です。そして,これに手の形や校舎の屋根の形などを組み合わせてできあがる漢字が「学」。令和2年,みなさんは,学校で仲間と何を学びますか。
ここで,冬休みに読んだ一冊「言葉屋」を紹介しましょう。言葉屋は不思議なお店で,「言珠(ことだま)」をつくっているのです。言いたくてもなかなか言えない言葉がある時,言珠を胸の前で握ると,それを口にする勇気をもらえる,小さくて丸い,淡い色の入った宝石のようなものです。言いたくても言えない言葉って,ありませんか。言えば,「一秒の言葉」なのに。三学期こそ,みなさんに「一秒の言葉」を大切にしてほしいと思っています。 ( 中 略 )
一秒で言える言葉はいっぱいあります。「おはよう」「さようなら」「ごめんなさい」「いいよ」そして,友だち,家族,地域の方,まわりの人に伝えたいですね。「ありがとう」「ありがとうございます」と。
これまで,できることをいっぱい増やしてきたみなさん。三学期は,そんなみなさんのまわりにいつもいてくれた人に「ありがとう」の感謝の気持ちをもちつつ,しっかりしめくくってください。