このオニは追い出したらみんなが困る!
- 公開日
- 2009/02/05
- 更新日
- 2009/02/04
2月
節分の日の給食には、「福豆」が付いてきました。子供たちは「年の数だけ食べる」という習わしをよく知っています。給食時間の終わりには、全部食べきってしまう子がほとんどですが、交わす会話はいろいろです。「年の半分しか食べない」というのは、「夜、家でも食べなくちゃいけない。余分に食べたら、年寄りになるのでだめ」というもの。「豆が家にないかもしれないので、みんなで分けるために持ち帰りたい」という子も。
とつぜん、そんな話で盛り上がっている教室に、オニが現れました。担任の先生が「『おにはー外』って、さあ、みんなで言おう。やっつけよう。」と子供たちに呼びかけると、ひとりの子が「だめーっ!」と。みんなが「どうして?」という顔をすると、その子は「だって、校長先生がいなくなったら、困るもん」と。はい、その通り。正体がバレバレのオニでしたが、すぐに福の神に変身してくれたオニでもありました。
それにしても、なんの予告もなく出没するいたずら好きなオニはどこにでもいるものではありません。