学校日記

1月3日 3学期に向けて

公開日
2021/01/03
更新日
2021/01/03

1月

1月1日新聞各紙には,「変化」「変わる」「想像」などの言葉が多く見られました。では,学校教育における「変化」とはどのようなものなのか。日本経済新聞22面には「展望2021 教育ICT(情報通信技術)元年1人1台」とする記事が掲載されました。「GIGAスクール構想」により,本校においても学習用端末が配られることとなり,校内の情報通信ネットワーク設備改修工事は1月6日(水)から始まります。
「子供たち一人ひとりに個別最適化され,創造性を育む教育ICT環境の実現に向けて〜令和時代のスタンダードとしての1人1台端末環境〜 文部科学大臣メッセージ 」では,学習用端末を「鉛筆やノートと並ぶマストアイテム」と位置付けています。これまでの学びの深化と転換が図られ,児童各人が同時に別々の内容を学習する場面も広がり,その学習履歴は記録・蓄積されていきます。また,児童同士はお互いの考えを即時に共有し,多様な意見に触れ協働的な学びをすすめる仕組みが整うこととなります。私たちは,この「GIGAスクール構想」を単なる環境整備とならないように,さらなる授業改善に取り組む元年としなければなりません。
また,「GIGAスクール構想」のロードマップには,児童が手にしている紙の教科書と同じ内容をデジタル化した「デジタル教科書」の導入拡大計画が盛り込まれています。現在,その体験版は各教科書発行者のホームページで公表されています。見たいところを自由に拡大することができたり,ペンツールで自分だけの記録を書き込むことができたり,さらには文字の大きさや行間を変更したり,本文を読み上げる機能もあり,児童の可能性を大きく広げるものといわれています。しかしながら,この教科書のデジタル化について,讀賣新聞社説は,「紙の教科書をやめてデジタル・タブレットに切り替えるなど,本末転倒も甚だしい」とし,書物を読み文章を書くことの大切さを指摘しているところもあり,私たちは「デジタル教科書」の効果的な活用方法についても十分に検討し,導入に向けて準備をしていきたいと考えています。
この学校教育のデジタル化という技術革新「変化」をしっかり受け止め,私たちは自らのICT活用指導力の向上に努めてまいります。

写真:1月2日早朝に撮影

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