3時間目は,1学期の終業式をライブ放送から行いました。スポ少バレーボール,小学生ハンドボール,全国献書大会の表彰のあと,校長先生や2・5年の代表児童の話を聞きました。最後に,生活委員会の子どもたちから夏休みの生活で気を付けることを話を聞き,1学期の締めをしました。
校長先生の話は,詳細をクリックしてください。
一学期終業式式辞
新型コロナウィルス感染症に負けず,一学期を終えることができることを,とてもうれしく思います。感染拡大予防のため,世界中のくらしが大きく変わりました。例えば,イギリスでは初対面のときは自己紹介して握手することがこれまででしたが,「握手しましょうか」とまずは尋ねたり,代わりにひじでタッチしたりするそうです。また,私たち日本で あいさつを交わすとき,「今日も暑くなりそうですね」などと天気の話をすることがありますが,イギリスでは「最近のコロナ感染状況は心配ですね」などとコロナのことを話題にするようになったとか。日々のなにげない会話の話題にも相手を思いやるマナーがいっそう大切になったように思います。もちろん,みなさんも学校生活において互いに思いやりと感謝の気持ちを心がけていたことは言うまでもありません。
ところで,一学期始業式での話を覚えていますか。いよいよ三日後に開会式を迎える 東京オリンピックの聖火リレーに込められた「希望の道を,つなごう」,つなぐことの大切 さを,みなさんに話しました。
東京オリンピックそして8月24日から始まるパラリンピックも楽しみです。とりわけ,ブラインドサッカー。視覚障害のある選手がアイマスクを着用して転がると音のでるボール を操り,ゴールを狙います。選手は4mのゴムひもでつながりながら互いの距離を覚える守備練習を行うのだそうです。また,唯一目が見える選手のゴールキーパーが声をかけて4人の選手に指示を出します。いかに選手に分かりやすい言葉で伝えるか,そこには声の大きさや速さなど思いやりの心もあって,試合をすすめていきます。みんながつながって競い合う試合は,やはり応援したくなりますね。
二人乗り自転車ダンデムという競技種目もあります。目の見える選手が,後部席の視 覚障害のある選手の「目」となってハンドルを操作しながらレースをします。二人の息が あってこそ大記録が生まれる競技です。どうですか?この夏休みだからこその自由研 究として,東京オリンピックやパラリンピックについて調べてみるのもおもしろいかもしれませんよ。夏休み期間,みなさんのまわりをよく見てみると,知りたいことややってみたいことがいくつか見つかると思います。これまでの一学期の学びを通して,みなさんは 確かなものの見方や考え方を身に付けはじめていますからね。
では,ここで,みなさんの一学期の学びを振り返ってみることとします。
6年生。あいさつ運動を毎朝,続けてくれました。7月9日「あいさつの日には30名を超える卒業生も参加してのあいさつ運動となりました。あいさつロードがつながっていることをとてもうれしく思いました。学校運営協議会委員のみなさんとの話し合いや,いざというときに命を守る着衣泳の授業にも取り組みました。
4年生。Well—beingみんながしあわせになるために,友達と自分のよいところみつけをしたり,あいさつチェンジに取り組んだりしました。7月にはkebiiというロボットと握手したり顔を覚えさせたりしてつながり,プログラミングを学び始めもしました。
3年生。外国語活動や社会,理科,総合的な学習の時間とあらたな学びが始まりました。理科では昆虫や植物の成長を観察し,社会では施設を見学したりして地域の方々とつながっていることを知りました。
ひまわり学級。栽培した野菜を販売したり調理したりして,みんなで学び続けています。七夕会では,ハンドベルで音をつなげ,合奏を楽しみました。
1年生。あさがおの世話をよくがんばりましたね。6年生のお兄さんやお姉さんに教えてもらいながら掃除が随分上手になりました。友達ができて,気持ちがつながりました。 それぞれの学年が,いろいろつながり,学び合った一学期です。
2年生と5年生については,代表児童に発表してもらうこととします。
つないだ先に,いっぱいの感動が待っていた一学期は,ここまでです。
東海地方も梅雨明けし,いよいよ暑さは本番。暑さに負けず,健康で夏休みを過ごしてください。繰り返しになりますが,一学期でたくさんのことを身に付けたみなさんです。やってみたいことについて計画を立てることも学んだはずです。長い夏休みで す。交通安全を心がけ,ニ学期にむけてのやる気と体力を,さらに高めてください。 以上で,校長先生の話を終わります。