令和3年度の修了式を校内ライブ放送で行いました。1年生から5年生の代表児童に修了証を渡し,学校長からは,「なせ・はてな?」の話を聞きました。全校で集まることはできませんでしたが,みんなで1年間のまとめをしました。
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ただいま,各学年代表に修了証を渡しました。それぞれの学年での学びを終え,いよいよ4月からは新たな教室での生活が待っています。
いろいろなことが思い出される一年間でした。そして,一時間一時間の授業の中には,「なぜ・はてな?」がたくさんあったことでしょう。◇その「なぜ・はてな?」を友だちと話し合い,「わかった!」を増やし,次の学年に向けての準備をほぼ整えたところが,今のみなさんです。私たちのまわりには分からないことのほうが多く,「なぜ・はてな?」について考えながら,生活をより豊かに,より楽しくしていく力を身に付けていきたいものです。そんな中で,今日は校長先生の「なぜ・はてな?」について話します。次のスライドをみてください。
2022年1月1日の日の出です。ここでの,「なぜ・はてな?」。もっと,高いところでみると日の出はどんなかなあ?
同じことを考える人はいるものです。「もっと,高いところで!」調べてみました。◇これは,宇宙での日の出です。特別な風船にカメラを付けて空高く打ち上げて撮った写真(48000m)です。私たちが毎朝みている日の出は,赤っぽいのですが,宇宙での日の出は青っぽいのです。これまた,不思議な「なぜ・はてな?」。「なぜ・はてな?」は,次々と生まれてきます。
さらに「なぜ・はてな?」を考えて,ならば自分の目で確かめたいと考えた人がいます。「いつか宇宙に行きたい」「地球をみたい。生の宇宙をみたい。写真を撮りたい」
2022年1月26日の新聞記事を紹介します。アメリカ宇宙旅行会社ヴァージンギャラクティックが計画する宇宙旅行(高度85000m)に応募し,日本人枠で唯一当選したのが,稲波紀明さんです。宇宙空間に4分ほどとどまる夢の宇宙旅行が,今年11月か12月にかなう日が近づいているそうです。(※宇宙の定義は高度100km。アメリカ空軍は80km)わくわくが止まらないことでしょうね。
みなさんが,大人になるとき,それは宇宙へ行ける時代なのかもしれません。アメリカを中心に進む「アルテミス計画」があります。月に基地を作る計画です。あの夜空にみえる月にですよ。日本も参加し,月を目指す宇宙飛行士を募集しているのです。「なぜ・はてな?」が,どんどん膨らんで,すごいことへの挑戦「やってみよう」に,やっぱり,わくわくしてきます。これまでに国際宇宙ステーション(高度408000m)で142日間を過ごした宇宙飛行士に油井亀美也(ゆい・きみや)さんがいます。宇宙にいると,177cmの身長は180cmを超えるという不思議もあるそうです。
宇宙から戻ってきた油井さんは,こんなことを述べています。「宇宙を知ったことで,地球を小さく感じるようになった」みんなの地球をみた油井さんには,想像をこえた美しい地球が見えたのでしょう。また,目標を成し遂げるのは大変ですが,大切なのは好きという気持ちだそうです。好きなことはどんなに大変でも続けることができます。みなさんには,好きという気持ちを大切にしてほしいのだそうです。好きなことをずっと続ける人たちがいて,私たちの生活は豊かになってきたのです。「なぜ・はてな?」が,好きになり,みなさんが時代を動かしていく主役になっていくことが楽しみです。
さあ,今日は「なぜ・はてな?」の話をしました。明日から春休みとなりますが,◇「なぜ・はてな?」をさがす春休みを過ごしてください。
なお,くれぐれも感染症予防を怠らず,4月,「なぜ・はてな?」「やりたいこと」をいっぱいもって登校してください。