先週6月11 (土)のある朝刊に「物価高 給食も奮闘」との見出しで,食材高騰の影響を受ける学校給食費の対応にゆれる自治体の様子が紹介されていました。江南市の学校給食も例外ではありません。学校給食の質を維持しようと日々,献立づくりに頭を悩ませているのが栄養教諭です。本日は,栄養教諭の講話,そして学校給食に関心をもっていただき,誠にありがとうございます。

学校給食は食育の場でありますが,日々,世界の出来事とつながっていることをも,こうした機会に考えさせていきたいものです。
話が学校給食からは少し外れますが,今,子どもたちの学びは, こうした日常とのつながりをもって生きる力を身に付けていくものでなければなりません。私たち大人は,６月になり即席麺が,7月には食パンが,その先には冷凍食品,酒類と食品の値上がりに家計の苦しい遣り繰りが続きますが,子どもたちも菓子の値上がりには無関心ではいられないでしょう。子どもたちの小遣いは2020年まで20年以上,ほぼ横ばいが続いているそうです。ちなみに小学生一人あたりの月平均小遣いは,5・6年生が1270円, 3 - 4年生が934円,1・2年生が660円というデータがあります。子どもたちにとって,お小遣いは据え置きの中での菓子の値上げ,例えば「うまか棒」10円から12円への値上げは大問題で「親子間の春闘」が始まるかもと報じる記事もありました。私たち大人は,子どもたちがこれからを生き抜いていくために必要な考え方を,こうした学校給食やお小遣いなどを通しても,しっかりと伝えていきたいと思います。

なお,最後に一言,皆様PTAが,学校評価中間アンケートにご協力いただき,学校教育に深く関わっていただけていることに感謝を申し上げ,私からの挨拶とさせていただきます。