8月9日(火)平和への誓い
- 公開日
- 2022/08/09
- 更新日
- 2022/08/09
8月
8月6日の広島に続いて,今日8月9日は,長崎原爆の日です。
77年前の出来事ですが,日本人にとってはけっして忘れてはならない日です。
広島の平和式典では,本校の6年生の代表児童も参加したのですが,小学生が次のようなメッセージを述べていました。
〜2022 広島「平和への誓い」〜
あなたにとって、大切な人は誰ですか。
家族、友だち、先生。
私たちには、大切な人がたくさんいます。
大切な人と一緒に過ごす。笑い合う。
そんな当たり前の日常はとても幸せです。
昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。
道に転がる死体。
死体で埋め尽くされた川。
「水をくれ。」「水をください。」という声。
大切な人を一瞬で亡くし、当たり前の日常や未来が突然奪われました。
あれから77年経ちました。
今この瞬間も、日常を奪われている人たちが世界にはいます。
戦争は、昔のことではないのです。
自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは、強さとは言えません。
本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすることです。
本当の強さをもてば、戦争は起こらないはずです。
過去に起こったことを変えることはできません。
しかし、未来は創ることができます。
悲しみを受け止め、立ち上がった被爆者は、私たちのために、平和な広島を創ってくれました。
今度は私たちの番です。
被爆者の声を聞き、思いを想像すること。
その思いをたくさんの人に伝えること。
そして、自分も周りの人も大切にし、互いに助け合うこと。
世界中の人の目に、平和な景色が映し出される未来を創るため、私たちは、行動していくことを誓います。
本当の強さとは,違いを認め,相手を受け入れること,思いやりの心を持ち,相手を理解しようとすること
今回の宣言文で,小学生二人が宣言した内容はとてつもなく深いメッセージです。
私たち一人一人が日常生活において,深く自覚し,心掛けていきたいメッセージです。