1時間目は,修了式でした。1年生から5年生の代表の児童が,大きな返事をして修了証とあゆみを受け取りました。
全校の教室で,校歌を歌いました。
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校庭の桜がとてもきれいな今朝,いよいよ一年間の学びの締めくくりのときとなりました。まず始めに,みなさんに報告しておくことがあります。
3月20日,150名の6年生が本校を卒業しました。「みんなで運動会や音楽の日を創り上げる行動力」を見せてくれた卒業生は,校門を出るそのとき,とてもすてきな笑顔でした。そんな卒業生からのメッセージが,校内に掲示してありました。「みんなと思い出がすごく心に残っています」「わたしたちがいたときよりも,よりよい小学校にしてください」 私たちは,この言葉を大切にしたいものですね。そして,みなさんにも笑顔で過ごしてほしいと思います。
ところで,この写真は?この笑顔を?
ペッパーミルパフォーマンス。「こつこつ粘り抜こう」という思い が込められたポーズも話題になりましたね。先日,日本,侍ジャパンがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一になった瞬間の,笑顔いっぱいの写真です。この笑顔のために,選手のみなさんは,どんなことを考えていたのでしょうか。
仲間と力を合わせて,なし得た優勝の笑顔です。大谷翔平選手は,「自分にできることは何でもしたい」という気持ちで試合に臨んでいました。そして,今年,日本の本塁打記録を塗替えた村上宗隆選手については,試合中なかなかヒットが打てずに持てる力が発揮できず苦しんでいましたが,最後の試合で特大の本 塁打を放つことができました。みんなが,声をかけあってきたからこその一発でした。力を合わせると,その先にみんなの笑顔があるというのは,みなさんの学級においても同じだったことでしょう。
教室の中には,大谷選手や村上選手のような役割を果たしていた子もきっといたはずです。学級で一人一人が頑張ってくれたことでしょう。ありがとう。しかしながら,振り返ってみると,どうですか。教室の中では失敗もあったんじやないのかな。
でも,失敗したっていいです。校長先生も,この一年間で,うまくいくことより失敗の数のほうが多かったように思います。「失敗から学べばレ、いんだ。何回でもチェレンジできる」と,G・G.佐藤さんが語っていました。佐藤さんは,2008年の北京五輪での野球 の試合で,(写真のように)ボールを取り損ねるという失敗をしてしまいました。その試合は,日本が負けてしまいました。すごく悩 み,辛い経験だったと言います。でも,失敗したら,何がいけな かったかを話し合い,さらに動けばいいのだと思います。みなさんには,その先を考える力があります。大丈夫です,失敗しても。一歩を踏み出すことが,とても大切なのです。さあ,4月なれば,あらためて一歩を踏み出すときが来ますよ。そのために,今日をしっかり締めくくっておきましょう。
はじめるのは,キミの未来だ。ちょっぴり不安ですこしだけドキドキする。きっとそれは未来がはじまる瞬間。さあ,ふみだそ う。さいしょの一歩を,いっしょに。
春休みが始まります。心と体と頭の準備をしっかりして4月になったら,一歩を踏み出しましょう。その一歩の歩幅は,今の自分と相談してきめてください。以上で,お話を終わります。