学校日記

校長10分授業 第4回

公開日
2012/02/09
更新日
2012/02/09

2月

 今日のテーマは、親子。
 三浦敬三さん、雄一郎さん親子の話題です。
 「スキーは何歳までできるのか?」
 父敬三さんは70歳でヒマラヤ、77歳でキリマンジャロ、99歳、親子孫3代でモンブラン、100歳、親子孫ひ孫4代でアメリカのスノーバードでスキーをしました。毎日の訓練・独自の練習方法でそれを可能にしました。
 雄一郎さんは、小さい頃、体が弱く、小4は入院で半分しか学校へ行っていませんでした。それが、1980〜85年(53歳)で世界7大陸の最高峰からのスキー滑降を成し遂げました。その後有名になって講演活動が続き、不摂生で60歳で肥満になりました。しかし、父親の姿を見てこれではいけないと思い、日々のトレーニングにより、鍛え直しました。その結果、70歳でエベレスト登山、75歳で再登山。次の目標を80歳での再登山としています。
 雄一郎さんは、自分の人生を挫折の繰り返しと語っています。スキーのオリンピック選手を目指してだめ、南極隊員を目指してだめ、アメリカ留学だめ、大学教授を目指してもなれず、夢をつかみかけてはシャボン玉のように消えていきました。
 でも、「落ちこぼれでも、きっかけをつかみ、努力さえすれば、できることがある」と言います。それは、父親という目標があったからです。みなさんも、親でなくても良い、誰かを目標にして頑張ってください。
 ちなみに、雄一郎さんの子、豪太さんはスキーの元オリンピック選手ですが、こう語っています。「今回の登頂でかつて父が滑降した8000m地点を通ったが、こんな場所から滑降するなんて改めて自分の父親はとんでもない人だと思った。」(雄一郎さんも子どもの目標になっているようですね。)

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