6年芸術鑑賞会in名古屋能楽堂 No2
- 公開日
- 2012/06/29
- 更新日
- 2012/06/29
6月
6年の国語の教科書に、狂言「柿山伏」があります。今日の演目の一つに「柿山伏」があり、教科書との違いも見てきました。流派によって少し違いがあるようです。
さて、能の「殺生石」について簡単に説明をいたします。
修行僧が那須野で一人の女と出会います。その女は修行僧に生き物の命を奪うという殺生石の話をし、自分はその石魂であると明かして石の中に隠れてしまいます。〈中入〉修行僧が石に向かって供養をすると、二つに割れた石から妖狐が現れ、自分はインド・中国・日本で悪事をしたが、この那須野で退治され、生き物の命を奪う殺生石となったと話します。しかし、今の供養のおかげで改心し、もう悪事はしないと約束して消えていきます。(今回は半能ですので、中入後のみの演能となります。)