突然の避難訓練
- 公開日
- 2017/01/11
- 更新日
- 2017/01/11
1月
今日の避難訓練は、突然の「ピンポンパンパン」の緊急放送で始まりました。「どきっ」とした子もいたことでしょう。人は、突然のことには、どうしたらよいか迷うものです。でも、そのあと、どうすることができたかが大切なのです。そのことが、命を守れるかどうかにつながります。
大きな地震は、近い将来必ず起きるといわれています。それがいつなのかは分かりません。地震では、建物が壊れたり、家具が倒れたり、あるいは津波によって多くの命が奪われてしまいます。
「備えあれば憂いなし」という言葉を知っていますか。何度も訓練することが大切なのです。今日の避難訓練を通して、先生たちも皆さんと一緒に「命を守る」ために、どうしたよいのかをじっくり考えました。
本校には「安全は人にたよらず自分で守る」と刻まれた石碑もあります。一人一人が、「どきっ」としても正しく動けるように、これからも訓練を続けていきましょう。
東日本大震災で被災した子どもたちのところを何度も訪れて一緒に習字を書いている矢野きよみさんの話です。ある子は「命」と書きました。震災でたくさんの人がなくなってしまって、どれだけ命が大切かを伝えたかったそうです。多くの子どもたちが書いた字は、「守る」です。「命を守る」「自分で守る」「私が守る」
地震は起きてほしくないけれど、もし地震が起きたら、自分の命は自分で守りぬいていくことが大切です。今日の避難訓練をしっかり振り返って、いざという時に備えましょう。