6月19日 朝礼
- 公開日
- 2017/06/19
- 更新日
- 2017/06/19
6月
校長先生の話より
おはようございます。
今朝は、「あじみこそがきほん」のうち、「そ」掃除についてお話をします。
皆さんの掃除の時間は15分間あります。しかし、これからお話しするのは、1回の清掃を7分間でやりきる「JR東日本テクノハートTESSEI」という鉄道整備会社です。世界で「7分間の奇跡」と言われる新幹線・清掃チームの話です。新幹線が駅に入ってきてから折り返し、再び動き出すまで12分間ありますが、乗客の乗り降りの時間を除くと、清掃は7分間しかありません。その間に、1両約25m、ちょうどプールの長さほどある車両、そこにある約100席の清掃を一人で担当します。100席ですよ。席にあるテーブルや窓を拭き、床や棚の上のゴミを処理します。トイレ担当者は、どんなに汚れたトイレも7分でぴかぴかとするのだそうです。
この会社では、清掃活動を「新幹線劇場」と呼び、「キツイ、汚い、危険」といわれる3Kを「感謝、感激、感動」という3Kにして届ける素晴らしい仕事にするといいます。この話を聴きながら、どうでしょうか。皆さんの掃除の時間は倍以上の15分間。そして、何人かの友達と一緒に掃除ができています。掃除は、まわりの人たちに感謝されたり、感動を味わわせたりすることができる大切な仕事なのです。もう一度、掃除を工夫してみませんか。見方を変えると、もっと学校生活はよいものとなっていくような気がします。