学校日記

これからの学校教育

公開日
2016/12/24
更新日
2016/12/24

12月

次期学習指導要領の改定案が文部科学相に答申されたことが12月22日に大きく報道されました。その中で、「小学校5、6年で英語を教科化し、外国語活動は3、4年に前倒し。中学校の英語授業は原則英語で行う。」とされています。
昨日、参加した小中英語教育研修会において、上智大学 吉田研作教授から興味深い話を伺いました。学べたところの一部を次に紹介します。

○ 日本の中高生は英語が話せたらかっこいいと思っているし、英語ができたら就職に役立つとも考えている。しかし、英語を使った仕事をしたいと思っている割合は低い。自分の語学力に自信がないのだ。そこで、これからの英語教育では、“Yes, I can.”と言える、子どもたちに自信をもたせることのできる学習目標 Can-do を大切にした授業をすすめていきたい。
○ 担任がALTとコミュニケーションしている姿を見せることが、かっこいい。子どもたちにとってのスピーカーモデルは、身近な人なのだ。
○ 国際共通語としての英語は、違った国同士の人たちが、コミュニケーションの状況に応じて調整しながら作り上げていくものである。相手に通じるかどうかが大切なのだ。
○ 次期学習指導要領について「深い学び」とよく言われているが、そのために必要な3段階とは、「HA??」「AHA」「AH!!」である。

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