PTA講演会その2
- 公開日
- 2017/09/14
- 更新日
- 2017/09/14
9月
校長の話より
本日は、古南フェスティバルを参観いただき、さらにはPTA講演会にもご参加いただきましたことに深く感謝を申しあげます。講演会前のところで、「これからの時代を生きるために」と題して、学校アンケート結果も踏まえお話させていただきます。
これからの時代は、「人生100年時代」と言われます。「人生百年時代構想会議」の初会合が開かれたことが新聞でも大きく取り上げられていました。海外の研究者によれば、2007年生まれの子どもの半分は107歳まで生きるであろうとも言われています。こうした時代を生き抜くための基礎、確かな土台、力を育んでいくことを私たちは強く意識しなければなりません。平成32年度からの各教科や特別活動等の目標や学習内容を示す学習指導要領が示され、次年度からは移行期間となります。小学校では、教科書を用いた道徳の授業を始めます。「考える道徳」と言われますが、自分事として命の大切さや暮らしをよくするための協力や福祉等について語り合う時間を大切にしていきます。また、5・6年生ではこれまでの外国語活動に英語科「読むこと」「書くこと」を加えた学習を数時間取り入れていきます。学習内容を充実させ、子どもたちにとって魅力ある学校づくりをすすめていきたいと考えています。
さて、1学期に実施した子どもたちのアンケート結果をご覧ください。「学校は楽しいですか」とても・まあまあをあわせて95%。今朝もあいさつ運動に自主的に取り組んでくれる子どもたちの姿がありました。「自分にはよいところがあると思いますか」とても・まあまあをあわせて79%。新しくなったトイレの掃除を黙々とする子、掃除の反省会で低学年に優しく語りかける子。みんながよいところをもっているので、子どもたちのよさに気づけるような声かけをしていきたいと思っています。「調べたことや考えたことを説明するのは好きですか」とても・まあまあをあわせて64%。本校の子どもたちが、やや苦手に感じているところです。保護者の皆様には、子どもたちが語り合うとき、頭と頭がどんどん近くなっていく、身を乗り出す姿、指し示しながら説明する姿、そんな姿に授業公開では注目してほしいのです。
学校生活の中には、子どもたちの生き生きとした姿がいっぱいあります。本日を迎えるにあたり、知恵を出し合った、声を掛け合った姿もいっぱいありました。それは、子どもたちらしく、とても「かっこいい」ものだと思います。
本日は、実りある二学期とするため、わくわくする学校となるよう「自分も相手も大切にするコミュニケーション」について一緒に考えていきましょう。