学校日記

2024.8.16 マンガ「この世界の片隅に」

公開日
2024/08/16
更新日
2024/08/16

校長室より

昨日に引き続き、我が家にある戦争マンガを、紹介したいと思います。

今回は、「第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞」を受賞した「この世界の片隅に」(こうの史代:双葉社)という作品です。

マンガは今なお売れ続けていますが、2016年にアニメ映画化もされ、映画では、主人公「すず」の声を、女優の「のん」さんが務め(2019年に「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」も公開)、さらに、2018年には、日曜劇場でドラマ化もされ、俳優の松本穂香さんが「すず」役を務めています。

マンガの帯には、以下のように書かれています。



戦時下の広島・呉を生きる、すずの日常と奇蹟の物語
昭和19年、18歳で広島・呉に嫁いだすず。
戦争が世の中の空気を変えていく中、すずは一人の主婦として前を向いて生きていく−。



やわらかく、優しいタッチで戦時中の日常が細かに描かれ、その暮らしぶりを知ることができます。読んでいると、戦時中と現代の日常が比較でき、私たちが平和な時代に生きられることに、改めて感謝の気持ちが湧き上がってきました。

同じ広島を描いた「はだしのゲン」とはまた違う、広島を描いた作品です。マンガは3巻で完結なので、読みやすいと思います。興味のある人は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。