2025.8.26 甲子園
- 公開日
- 2025/08/26
- 更新日
- 2025/08/26
校長室より
今日は、四方山話を一つ。
今年の全国高校野球選手権大会は、戦後80年の節目に、沖縄県に優勝旗がもたらされました。そんな全国高校野球選手権大会が終わると、「夏休みもあとわずか…」という思いにかられます。
しかし、今年は、愛知県代表の豊橋中央高校が初戦で敗れるも、お隣の岐阜県代表の県立岐阜商業高校がベスト4まで進み、愛知県民としても、大きく盛り上がった方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに、この夏の「全国高校野球選手権大会」ですが、誰もが「甲子園」という言い方で、会話が通じます。高校野球全国大会の代名詞となって定着しています。そして、「甲子園=全国大会」という図式が成り立っていることから、現在では、「〇〇甲子園」という様々な全国大会が開催されています。
調べてみると、高校生が出場する「〇〇甲子園」だけで、80を超え(参照:甲子園の名がつく高校生大会一覧:Wikipedia)、大人が出場する「〇〇甲子園」をあわせるとなると、かなりの数になるというのですから、恐るべし「甲子園」です。
なお、この「甲子園」という名前は、兵庫県西宮市南東部の地域名です。所在地は「西宮市甲子園町1番」というのですからさすがです。そして、甲子園球場周辺には、「西宮市甲子園七番町…」などという地名が存在しています。
現在では、プロ野球阪神タイガースの本拠地であることは、当たり前の知識になっていますが、もともとは、全国中等学校優勝野球大会(全国高校野球選手権大会の前身大会)の開催を主目的として建設されたというのですから驚きです。
したがって、甲子園球場は、高校球児にとっての聖地であり、暑さ対策として一部で話題になっている「京セラドームでやったらどうだ」という声に、首を縦に振る球児はいないわけです。
なお、日本で最初に誕生した大規模多目的野球場であり、収容人数は当時の日本の野球場の中で最大のものでした。
完成した「1924年」が、十干十二支の最初の組み合わせに当たる「甲子年(きのえねのとし)」という「60年に一度」の縁起の良い年であったことから、「甲子園大運動場」という名前がつけられ、そして、その一帯の地名が「甲子園」と名づけられました。タイガースの本拠地となったのは、戦後の「1948年」というのですから、だいぶ後のことだったのですね。
今後も、甲子園球場で、高校球児がどんなドラマを生み出してくれるのか楽しみです。そして今後も、さらに踏み込んだ暑さ対策や肩・肘等のけが防止対策等を施してもらいながら、運営をお願いしたいところです^^