2025.9.9 二十四節気「白露」
- 公開日
- 2025/09/09
- 更新日
- 2025/09/08
校長室より
一昨日、9月7日は、二十四節気(にじゅうしせっき)の「白露(はくろ)」です。
白露とは、「草の葉に白い露が結ぶ」という意味です。
草花に朝露が宿るようになり、朝夕の涼しさの中には、肌寒さも感じ始めます。本格的な秋の到来を感じる時季です。
…と、少し前までは語れたかもしれませんが、こんなに残暑が厳しく、本日も35度を超えそうな気温では、とても「白露」感を感じることが難しくなっています。
二十四節気をさらに三等分した「七十二候(しちじゅうにこう)」では、9/7頃~9/11頃を「草露白(くさのつゆしろし)」と言い、やはり、露に関する季節の移り変わりを表現しています。今年に関しては、この季節感も厳しいですね。
ちなみに、9月の天気予報を見てみると、18日(木)まで、「30度を超える予想最高気温」となっており、19日(金)から、30度を切る日が続くようです。
しっかり水分や栄養をとり、睡眠時間を確保し、体調を整えながら、過ごしてほしいと思います。
しかし、気づけば、9月23日の「秋分の日」(二十四節気の「秋分」)まで、あとわずか。昼と夜の長さが同じ時間となります。耳を澄ませば、虫の声も聞こえ、確実に夜の時間も長くなりつつあります。暑さの中にも、秋の訪れは、ゆっくりかもしれませんが確実に表れているようです。
実は「四季」がある国は、世界を見渡したとき、決して多くはなく、日本はそんな貴重な国の一つです。世界には春と秋が短かかったり、雨季・乾季に分類されたり、冬がながかったりする国が多くあるのが実情です。したがって、日本の春と秋が短くなりつつあるというのは、今後が心配されるところです。
美しい日本の四季を維持するに、私たちは何ができるでしょうか…^^