2026.6.8 便利さの裏側で
- 公開日
- 2026/06/08
- 更新日
- 2026/06/07
校長室より
6月4日の中日新聞に、生成AIを使用することで、かなり大きな電力を消費しているという内容の記事が掲載されていました。
最近、生成AIを使って調べものをしたり、文章を作成したりする人が増えています。とても便利な技術ですが、その裏では多くのコンピュータが動いており、電気を使用しているというのです。
AIはスマートフォンやパソコンの中で考えているわけではありません。「データセンター」と呼ばれる世界中にある巨大なコンピュータ施設に、インターネットを通じて質問が送られ、そこで計算された答えが返ってきます。日本で利用していても、実際にはアメリカなど海外のデータセンターで処理されていることがあります。そのため、「ありがとう」と一言送るだけでも、AIはその意味を理解し、適切な返事を考えるために電力を使います。
1回の簡単なやり取りで使われる電力はそれほど大きくありません。しかし、世界中で何億人もの人が毎日利用すると、その合計は非常に大きなものになります。
身近な例で考えると、AIへの簡単な質問一回で使われる電力は、LED電球を数十分点灯させる程度といわれています。しかし、画像を生成したり、長い文章を作成したりする場合には、それよりさらに多くの電力が必要になります。
もちろん、生成AIは私たちの学習や仕事を助けてくれる便利な道具です。大切なのは、「便利だから使わない」のではなく、「便利な技術にもエネルギーが必要であることを知り、上手に活用する」ということです。
授業中に校内を回っていると、使用していないお手洗いや廊下・階段などの照明がついていたり、教室移動のため誰もいない教室のエアコンや扇風機が動いたままになっていたりすることがあります。
私たちも普段から、使っていない場所の照明や電気機器の電源を小まめに切るなど、消費電力を抑える工夫をするとともに、AIを利用する際には必要な情報をよく考えて検索するなど、身近なところから環境について考えていくことが大切です。
便利な技術と環境保護を両立させるために、これからの社会を担う古中生の皆さんにも、ぜひ環境やエネルギーについての意識を高めていってくださいね^^


