2026.6.22 「テスト日課を2日にしてもらえませんか?」
- 公開日
- 2026/06/22
- 更新日
- 2026/06/16
校長室より
定期テストが先週終わりました。
さて、昨年度より、国語・社会・数学・理科・英語の5教科の定期テストを、一日で実施する日程に変更しました。それに伴い、見出しのようなご意見をいただくことがあります。
保護者の皆様の多くは、ご自身が中学生や高校生だった頃、定期テストが複数日にわたって行われていたのではないかと思います。また、5教科の学習内容を一度に振り返ることや、当日に集中力を維持することに対して、不安や負担を感じられるお気持ちも理解できます。
その一方で、学校としては、一日で実施する現在の形にも教育的な意義があると考えています。
高校入試の筆記試験は、多くの場合、一日の日程で実施されます。また、本校の定期テストは年間計画の段階で日程を示しており、生徒たちは見通しをもって準備することができます。テスト範囲も各教科1~2単元程度であり、日々の学習の積み重ねを大切にしていれば、過度な負担になるものではないと考えています。
学校では、これまでも「日々の学習を大切にすること」を繰り返し伝えてきました。本来、定期テストはテスト週間だけで対策するものではなく、日頃の学習の成果を確認する機会であると考えています。現在、テスト週間を設けてはいますが、それは学習習慣を整えたり、理解をさらに深めたりするための期間として位置付けています。
高校入試に向けて多くの生徒が計画的に学習を進めるように、定期テストについても、自分の状況に応じて学習計画を立て、準備を進める経験は大切です。こうした経験は、学力の向上だけでなく、自ら目標を定め、見通しをもって行動する力の育成にもつながると考えています。
定期テストは単に点数を競うためのものではありません。学習内容の理解度を確認し、自分ができていることと課題を把握し、次の学習につなげるための機会です。その積み重ねが、高校入試はもちろん、その先の学びや社会生活にも生かされていくものと考えています。
以前、ある生徒に「もしテスト週間がなかったらどう思う?」と尋ねたところ、「普段から勉強しているので困りません。むしろ部活動がなくならないのでうれしいです」という答えが返ってきました。日頃から時間をデザインしながら生活していることが伝わってくる答えでした。もちろん感じ方は人それぞれですが、日頃の積み重ねが学習への安心感につながることを示す一つの例だと感じました。
近年、生徒の家庭学習時間については課題を感じる場面もあります。だからこそ、自分に必要な学習量を考え、いつから準備を始めるのかを主体的に判断する力を身に付けてほしいと思っています。
社会に出てからも、目標に向けて計画を立て、自分自身を調整しながら取り組む力は重要になります。定期テストも、そのような力を育てる機会の一つとして捉えています。古中生には、見通しをもって、計画的に頑張れる人になってほしいと願っています^^


