2024.6.17 定期テスト
- 公開日
- 2024/06/17
- 更新日
- 2024/06/17
校長室より
本日から、定期テストが行われています。
保護者の皆さんの中学校時代と言えば、「1学期中間テストが5月にあって、期末テストが6月末にあって…」という形だったと思います。そして、「期末テストは、9教科を3日間に分けて実施」という形だったのではないでしょうか。
現在、本校では、1学期の定期テストは「9教科を1回のみ 2日日程」となっており、年間の定期テストは、計4回(3年生は計3回)として、数年が経ちました。また、本校では、「音楽、美術、保体」のテスト時間を「30分」という他教科より時間を短くするなどしています。現在、学校によって、日にちの設定、時間の設定も、異なりつつあり、本校では「中間」「期末」という名称をつけずに、「第○回定期テスト」としています。
なお、1学期の定期テストが1回になったのは、かつて行っていた5月中旬の実施であると、4月スタートからの授業時間数が多くはないため、いわゆる「テスト範囲」となる学習範囲が限られてくることから、宿泊行事等の実施時期を考慮しつつ、ある程度の学習範囲を確保したタイミングで実施する形をとっています。
「1回のテストで、評価がとれるのか」と思われる方がいるかもしれませんが、評価は、定期テストだけで測るものではありません。教科によっては、小テストや単元テストなどを実施することで、小まめに評価をとっていますし、日々の授業で使用するワークシートや、振り返りなども評価の対象としています。
「定期テストが減ると、学習習慣が身に付かない」と言われる方がいますが、だからこそ、考え方を変える必要があります。全国的には、「定期テスト廃止」とし、日々の学習習慣を身につけさせるために、「小テスト」「単元テスト」を小まめに実施する形に舵を切っている学校があります。そもそも、個人的には、英語、数学のような「積み重ね型の教科」は、毎日学習に取り組む必要があり、毎日取り組み、ある程度理解ができていれば、逆にテスト週間(いわゆる定期テスト1週間前の期間)に集中的に学習しなくてもいいくらいだと思っています。定期テストがあろうと、なかろうと、日々の学習は大切なのです。
では、「思い切って、定期テストを無くしては」という考えもあるかもしれません。実際に「定期テスト廃止」と、大胆に踏み込む学校も現れています。しかし、そうした学校からは「実力テスト」「高校入試」など、まとまった時間で実施するテストで、ペース配分がうまくできなかったり、長時間集中できなかったりする生徒が現れるという弊害も報告されています。
以上のことから、本校は、現状のような形をとっています。ご承知おきください。