2024.7.11 新しい歴史の1ページに
- 公開日
- 2024/07/11
- 更新日
- 2024/07/11
校長室より
8日(月)付の朝日新聞(朝刊)に、画像のような記事がありました。ちょうど、6日(土)に、「2024.7.6 マンガ『遥かなる甲子園』」の記事を掲載したところだったので、すぐに目に止まりました。
マンガのもととなった、沖縄県の「北城ろう学校」が1982年、1983年と、単独硬式野球部として甲子園の地区予選に出場したことはありましたが、知的障害のある生徒らによる硬式野球部による地区予選出場は、記事にある東京都立青鳥特別支援学校が初めてです。
試合は、残念ながら大差で敗れてしまいましたが、初回、青鳥特別支援学校の攻撃で、先頭打者がヒットで出塁する場面も作るなど、新しい歴史の1ページを刻んだことに間違いありません。
こうしたことが可能となったのは、「甲子園夢プロジェクト」の効果が大きいでしょう。
青鳥特別支援学校野球部の久保田浩司監督が始めたというプロジェクト。久保田監督が、2021年、全国の知的障碍のある子と保護者に向けて“甲子園目指して野球をやりませんか”という呼びかけを行うと、全国から予想以上の反響があったことから、「甲子園夢プロジェクト」を設立するに至ったと聞きます。
すると、2年前の2022年に、愛知県立豊川特別支援学校の生徒が、「一色、加茂丘、衣台、御津」の4校の連合チームに、「豊川特別支援学校」が加わる形で、プロジェクトメンバー初となる、県の予選会出場を果たしています。
甲子園で優勝を果たした、神奈川県代表の慶応義塾高校は、合同練習を行うなどしており、その活動に賛同する関係者が増えているとのこと。同じ白球を追う仲間同士が関わるのは、なんともいいことですね。
今後は、特別支援学校の野球部や選手が活躍する場面が増えそうです。関係の選手にエールを送ります。
(※ 写真は、7月8日付朝日新聞より)