2024.7.24 天気予報の精度はいかに?
- 公開日
- 2024/07/24
- 更新日
- 2024/07/24
校長室より
梅雨明け後、毎日、うだるような暑さが続いています。「明日の天気はどうなるのか…」と天気予報を観て、案の定、「また35度以上…」と、ため息が出る毎日…。
さて、気象庁のホームページには、天気予報の精度検証結果として、「1985年以降の予報精度(東京地方)」が掲載されています(上図)。
グラフには、「夕方に発表された明日の予報」のうち、「降水の有無の的中率」と「最高気温の予報誤差」について、「年平均」と「過去5年平均」が示されています。
1987年の「降水の有無の的中率」は「80%」くらいでしょうか。そして、「最高気温の予報誤差」は「2.0度」くらいとなっています。しかし、年々的中率が上がり、誤差が少なくなっていきます。すると、2023年には、「降水の有無の的中率」は「88%」くらいに、そして、「最高気温の予報誤差」は「0.8度」くらいになっています。同様に、台風進路予測誤差も少なくなり、予測通りの進路コースを進みつつあるとのことです。
その要因として、気象庁HPには、「数値予報モデルの精緻化、解析手法の高度化、観測データの増加・品質改善、そして数値予報の実行基盤となるコンピュータの性能向上」を挙げていますが、科学技術の発達が、こうしたところで役立っていることを知ることができます。
したがって、前日夕方の天気予報を観て、次の日の対策をたてることは有効なようです。「暑さ対策」「大雨対策」をするためにも、天気予報のチェックは欠かせませんね。古中生の皆さんも、そうした情報をもとに、主体的に判断・行動ができるといいですね。
■気象庁 | 天気予報の精度検証結果 (jma.go.jp)