2024.10.29 体育の球技
- 公開日
- 2024/10/29
- 更新日
- 2024/10/29
校長室より
体育の授業では、現在、バスケットボール、ハンドボール、テニス、タグラグビー等が行われています。暑さもやわらぎつつあり、運動量の多い球技が実施しやすい時期になってきました。
さて、この体育で行う球技ですが、どんな球技を実施してもよいわけではなく、文部科学省が示す「学習指導要領」には、「ゴール型」「ネット型」「ベースボール型」に分け、それぞれの競技特性に応じた思考力、判断力、表現力を育むことをねらいとしています。
そして、上記の3種類に分けられた球技は、次のような競技特性があり、それぞれの楽しさや面白さを味わいながら、学習をしていきます。
●ゴール型: 攻守が混在し、身体やボールに対して妨害が許され、より多くの得点を取ることをめざすチーム競技。サッカー、バスケ、ハンドボール、ラグビー等。
●ネット型:攻守が混在するが、ボールを扱う際は、攻撃のプレーと、守備のプレーに分かれる。一定の得点をとることをめざし、個人や複数などで実施する競技。テニス、バレーボール、卓球、バドミントン等。
●ベースボール型:攻守の役割が分けられ、交互に行う。1球ごとにプレーの選択肢が変化し、より多くの得点を取ることをめざすチーム競技。野球、ソフトボール等。
近年、ボールを使って遊ぶ経験が減っています。体力テストのボール投げは、年々、平均値が下がっている現状があります。球技ができる場所が無くなってきていたり、遊びのデジタル化が進んでいたりするところも要因にあると思います。しかし、こうして様々な球技の特性に触れ、経験を重ねることにより、生涯スポーツの選択の基礎作りやきっかけにもなると考えます。
また、近年、多くの種目で、日本代表が世界大会で活躍する場面が増えてきました。競技特性を知ることで、競技の見方が変わり、応援の楽しさも高まるようにも思います。
そんな視点も含めて、今後も、体育での球技の指導を続けられればと思います^^