2024.11.4 サクラサク?
- 公開日
- 2024/11/04
- 更新日
- 2024/11/04
校長室より
「サクラが咲いている」というニュースがあったことから、「ホントに?」と思い、朝の学校の門での立哨を兼ねながら門付近にあるソメイヨシノの木を見てみました。しかし、残念ながら、開花した花を見つけることはできませんでした。
しかし、昨日、ソメイヨシノが並ぶ五条川沿いを、ランニングしながら木々を見ていると、意外とあちらこちらに咲いているではありませんか。ニュースは本当でした。
調べてみると、サクラは7〜8月にかけて「花芽」ができるのですが、葉が残っているうちは、花の成長を抑える植物ホルモンが葉から送り込まるため開花しないようになっています。しかし、落葉後は、ホルモンの供給が止まるため、気温が上がると、秋でも木が春になったと勘違いをして、花が咲くことがあるというのです。
一般的には、本格的な落葉も11月からと言いますが、今年は猛暑の影響で、木が乾燥を防ぐために水分を取られないよう意図的に葉を落としたことから、冬の状態となるも、これだけ暖かい日が続いていることから、春になったと勘違いをしているようなのです。
確かに、写真のように葉がほとんどない木に花が咲いていましたが、学校の木は、まだ葉が残っている状態でした。
このような状況を「狂い咲き(返り咲き)」と言いますが、同様な記事を「2024.9.9 藤の返り咲き」で紹介しました。
なんとも、今年の暑さは、動物だけでなく、植物も振り回されているようです。来年以降は、平年並みの気候になってほしいと願うばかりです^^