2025.1.4 箱根駅伝の高速化に驚き!
- 公開日
- 2025/01/04
- 更新日
- 2025/01/04
校長室より
今年もしっかり見入ってしまった箱根駅伝。昨年に引き続き、青山学院大学が総合優勝で幕を閉じたのは、多くの方がご存じのことだと思いますが、他にも見どころがたくさんあり、目が離せませんでした。18時からの生放送の特番も、しっかり見入ってしまいました。
ここでは、見出しの「高速化」について記したいと思います。ただの「箱根駅伝一ファン」としての勝手な考察になりますが、よろしければお付き合いください…。
総合タイムを紐解くと、次のようになります。1994年に総合タイム「10時間59分13秒」という、「11時間切り」を山梨学院が達成してから、再び11時間切りを達成したのは、17年後の2011年の早稲田大学(10時間59分51秒)。このことから、当時、11時間切りがどれだけ偉大な記録なのか驚いていた記憶があります。
しかし、その4年後の2015年には10時間50分切りを青山学院大学が達成(10時間49分27秒)するのです。すると、その後、青山学院大学が45分台(2020年)、43分台(2022年)、41分台(2024年)と立て続けに新記録を更新していくと、今年も、41分台となったのです。40分切りはもう目の前です。
ちなみに、惜しくも次回大会のシード権を逃した11位の順天堂大学の「10時間55分5秒」というタイムは、2024年〜2022年大会なら、どの大会でも第5位のタイムであり、2021年大会なら優勝タイムです(この時の優勝は10時間56分4秒の駒澤大学)。
気候状況等が異なることから単純に比較はできませんが、こんなことからも、年々、全体のレベルがとても上がっていることが分かると思います。
18時からの特番を観ていると、印象的なシーンがありました。最も距離が長いことから、各大学のエースが走ることが多い「花の2区」。今年は、その2区で、3人によって新記録が出ました。そんな「超高速区間」を走り終わった各大学の選手同士が、そのレベルの高さを互いに称え合い、声を掛け合っていたシーンが映し出されました。とても清々しいものがありました。
余談ですが、今大会には、江南・北部中出身の選手が日本体育大学から出場し、箱根路を駆け抜けていました。今年、3年生なので、来年の出場もあるかもしれません。
また、2020年・2022年大会には、本校出身の蝦夷森章太選手(現・トーエネック)が箱根路を駆け抜けています(下記に参考記事URLを掲載)。
なんだかすごい「箱根駅伝」と思う人もいるかもしれませんが、決して遠い世界の話でもありません。今後も、江南市から箱根ランナーが登場し、高速化するレースに花を添えてくれることを期待したいですね^^
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