学校日記

2025.3.6 3年生修了式

公開日
2025/03/06
更新日
2025/03/06

校長室より

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本日は、3年生が、明日の卒業式に先だって、3年生の修了式を挙行しました。校長からの式辞は、以下の通りです。


ただ今は、3年生277名のみなさんに、修了証を授与しました。

これは、「3年生」を修了すると共に、みなさんにとっては、義務教育の9年間を修了するものです。

ご存じの通り、このときの「修了」という漢字は「終わり」ではなく「修める」の「しゅう」を用いた「修了」となります。

この「修了」という言葉は、「切れめなく、整え終えること」を表しています。

皆さんは、義務教育での学業を全て整えるようにして終えたということです。


しかし、学ぶことに終わりはありません。特に、先行きが分からない時代が訪れようとしています。これからの時代は、常に「学び続け」なければなりません。

福沢諭吉は言っています。「いよいよきわめて、いよいよとおし」と。

どういうことか、と言うと、「学問は究めれば究めるほど、その完成や成就は永遠の課題」であるということです。学びに終わりはないのです。


ところで、現在は、ウインタースポーツの季節ですが、アメリカのパラリンピックスノーボード選手に、エイミー・パーディという方がいます。

その方は、「私たちは、どんな体で生まれてくるかは決められません。しかし、どういう人になるかは決めることができます」と言っています。

19歳で、両足を切断したパーディさんは、パラリンピックで3つのメダルを獲得するなど、まさに自分の生き方を決める生き方をされ、現在に至っています。


義務教育はこれで終了となりますが、二人の言葉のように、ぜひ、これからも学び続け、自分が決めた生き方を達成できるよう、努力をしてください。そして、豊かな人生にしてほしいと思います。


さて、明日は卒業式です。この「卒業式」の正式名称は、「卒業証書授与式」です。卒業証書を授け渡すことが本来の目的の式です。

そんな卒業証書授与では、皆さんの家族が付けてくれた名前を担任の先生方が呼名をしますが、ぜひ、皆さんの思いをすべて込めて、さわやかに「はい」と返事をしてください。

参加された家族の方、来賓に、さすが古中生というところを見せられるとよいと思います。そして、温かく、素晴らしい卒業式にしましょう。

以上で、式辞といたします。