2025.5.24 映画「教皇選挙」
- 公開日
- 2025/05/24
- 更新日
- 2025/05/23
校長室より
2週間前になりますが、映画「教皇選挙(洋題:コンクラーヴェ)」を観てきました。
このコンクラーヴェとは、この春に知った方も多いと思いますが、ローマ教皇が帰天(逝去)されると行われる、新しい教皇を選出するための選挙です。
映画は、3月20日に封切りとなったのですが、くしくも4月21日に、フランシスコ前教皇が88歳で帰天すると、5月7日より実際の「コンクラーヴェ」が行われるという、絶妙なタイミングとなりました。そんな世間が興味関心を抱く中での上映だっただけに、自分が観た上映回は「満員」となり、空席は一つもありませんでした(!)。
映画は、実際の制度を踏襲しつつも、ストーリーはフィクションです。公式サイトに掲載された「STORY」は以下の通り。
全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派、カトリック教会。
その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が、死去した。
悲しみに暮れる暇もなく、
ローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。
世界各国から100人を超える強力な候補者たちが集まり、
システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。
票が割れるなか、水面下で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々に
ローレンスの苦悩は深まっていく。
そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発するのだった…。
個人的には、とても楽しめた映画でした。コンクラーヴェの制度を知ることができ、秀逸なストーリーは最後の最後まで目が離せなかったからです。
また、学校では、制度を知る上でも、社会科担当の先生方に「これは観ておくといいよ」と薦めて回ったほどです。
余談ですが、日本では劇場公開と実際のコンクラーヴェのタイミングが重なりましたが、アメリカでは既に上映が終わっており、サブスクリプションでの公開が行われていたとのこと。すると、選挙が始まると、前週より「3,200%増」の視聴者数となったというのですから驚きです。
劇場がどんどん拡大されており、現在では、比較的近隣の映画館でも観られるようになっています。中学生と思われる子どもと両親で観ている家族もありました。興味のある方は、ぜひご覧になってはいかがでしょうか^^