2025.6.16 七十二候「梅子黄」
- 公開日
- 2025/06/16
- 更新日
- 2025/06/16
校長室より
本日6月16日から6月20日頃までを、七十二候では「梅子黄(うめのみきばむ)」と言います。青々と実った梅の実が、黄色く色づき始める頃となりました。
写真は、本校の「望の苑(のぞみのその)」にある、紅白の梅の木に実った梅の実です。黄色くなっているのが分かると思います。
ところで、梅は、春先の花やその香りを愛でる身近な植物ですが、その「実」が万病に効くとして、昔から重宝されています。
梅の実に含まれる主な成分とその効果・効能は以下の通りです。
・クエン酸: 梅の酸味の主成分であり、疲労回復効果があります。カルシウムや鉄分の吸収を助ける効果もあります。
・ポリフェノール: 高い抗酸化作用があり、老化の予防や生活習慣病のリスクを低減します。動脈硬化防止や消化器系の機能改善効果があるとされています。
・ビタミンE: 梅は実はビタミンEが豊富で、ポリフェノールと同様に、抗酸化作用が高く、血液循環を改善し、肌にも良い影響を与えます。
・ペクチン:食物繊維の一種で、腸内環境を整える効果があります。便秘の解消やコレステロール値を下げる作用もあります。
そして、ご存じの通り、梅干しにすると、その強い殺菌作用で食中毒予防に効果的で、他にも、梅酒、梅シロップや梅ジャムなど、保存食として幅広く利用されています。
高温多湿で、過ごしにくい日が続きます。明日からは、35度を超える日が続く予報も出ています。梅をいただくなどして、この季節を元気に乗り切っていきましょう^^