学校日記

2025.9.5 台風が接近すると…

公開日
2025/09/05
更新日
2025/09/05

校長室より

…と、真っ先に思うことといえば、「この地方にどれくらい接近するのか。暴風警報は発表されそうか」というところかと思います。


児童生徒の立場であれば「暴風警報が発表され、学校が休みにならないかな…」と思う子どもたちは多くいることでしょう。そう思うことは、子どもであれば自然なことだと思います。

しかし、「2学期心がけたいこと」として始業式に話した「想像力」を働かせると、「暴風警報」が発表されるとどうなるのか、様々なことが見え、気づかされます。

以下のようなことが考えられますがいかがでしょうか…。



●大雨も伴えば、河川の氾濫や土砂崩れ等の災害に遭い、場合によっては命に関わる事態につながりかねない人がいるということ。


小学校の子どもがいる保護者は、学校が臨時休業となると、急に仕事を休まなければならなくなったり、休めない場合、子どもをどこかに預けたりしなければならず、困ること。


●電気・水道・通信などのインフラに関わる仕事に従事する人たちは、緊急対応が生じたり、復旧作業のために、悪天候の中で作業を行わねばならず、場合によっては、命の危険もあること。


●農家の方は、収穫前の農作物が、収穫できなくなるようなダメージを受け、収入が得られなくなること。


●予定していた旅行やイベント等が中止となり、楽しみが奪われること。



…などなど、様々なことが考えられます。このほかにも、まだまだ困りごとあるでしょう。

単に「休みだ!ラッキー!」とするのではなく、中学生にもなれば、その裏で様々な困難に直面する人がいるということを想像することが大切だと思います。

こうしたことを想像し、周囲への思いやりや、社会への関心を持つことで、大人になっていくと思いますし、本校が掲げる3つのキーワードの一つの「利他共生」の考えにもつながると思います。


ぜひ、古中生には、そんなことが想像できる人であってほしいと思います^^