学校日記

2025.9.25 全校集会

公開日
2025/09/25
更新日
2025/09/25

校長室より

今日の全校集会の校長講話では、以下のような話をしました。


先週末の体育祭からの昨日の定期テスト。切り替えが大変だったと思いますが、皆さんよくがんばりましたね。


さて、テストを迎える度に、こんなことを思う人はいないでしょうか。「なぜ、勉強しなければならないのか」という疑問。

校長先生も、子供の頃、よく思ったものです。

すると、こんなインスタグラムの投稿(majimekun10)を見つけたので、引用しながら、皆さんにも考えてもらおうと思います。


先ほどの質問を受けた人が、水の入ったコップを指し、こう言われました。

算数を学べば、この中に200mlの水があると、数字で“見える”ようになる。理科を学べばこの水は、水素と酸素からできていることが知れる。社会を学べば、この水がどこから来たのかが分かり、世界には、この綺麗な水を飲むことができない人たちがいることを知れる。」と。「なるほど」ですよね。今、皆さんが当たり前に知っている知識も勉強をしてきたからこそ、身についているのですね。


では、美術を学んだら、「コップに入った水」で何を学べるでしょうか。ちょっと考えてみてください。先ほどの人は、「この水の反射を綺麗に描くことができるようになる。」と言いました。

では、音楽を学んだら、「コップに入った水」で何を学べるでしょうか。「同じコップでも水の量で音を変えられることに気づける。」と言いました。

「なるほで」ですよね。


では、技術保健体育を学ぶと、何が分かるでしょうか。隣同士で話し合ってもらってもいいですよ。

技術であれば「コップはどんな素材なのか「丈夫なつくりにするにはどんな形状がよいか」保健体育であれば、「水が体にどれだけ大切なのか「どれくらい摂取するとよいか」が分かりますね。道徳国語英語を学ぶと、何が分かるでしょうか。隣同士で話し合ってみましょう。

道徳であれば「水を無駄にしないことや、誰かと分け合うことの大切さ」が学べ、「思いやりの心」が育ちますね。そして、国語を学べば、こうして話していることが「正しく理解」できます。さらに、英語を学べば、この話を英語で世界の人と分かち合えます。


学ぶと言うことは、このように世界が広がっていくのです。したがって、「もし学ばなかったら、コップの水は、ただの水で終わってしまいます。そんなただ見ているだけの人生で終わらせないために、勉強をするのです」と先の人は答えました。なかなか深いですね。これらのやりとりは、東大出身の方が答えたとのことです。


そんな「勉強」は、「勉強」というと堅い感じがするので、こんな考え方をするとよいかもしれません。

「知識を得る=武器をもつ」「未来の自分へのプレゼント」「ゲームの基本ステージ」「スポーツの基礎トレーニング」「視力を上げるメガネ」「料理のレシピ」…。

何を言おうとしているか分かりますか?そんなことを理解するためにも、学びは必要なのです。


では、学んだことを、周りと振り返ってみましょう…。


では、まとめです。「物事を知っているほど、世界が広がり、人生が豊かになる」のです。

ぜひ、そんな気持ちや思いで、勉強をしていきませんか。以上です。