【3年生】朝の合唱練習
- 公開日
- 2025/09/26
- 更新日
- 2025/09/26
第3学年
朝から合唱練習、お疲れ様です。皆さんの歌声は日々、確実に良くなっていますね。さて、今日は少しだけ、歌の練習とは違う話をさせてください。
「歌詞に込められた思いを考える」
この言葉を聞いて、「なんでそんなことするの?」と思う人もいるかもしれません。でも、これが実は、皆さんの歌声を何倍も輝かせる秘密なんです。
楽譜に書かれた音符は、ただの記号ではありません。そして、歌詞はただの言葉の羅列ではありません。作詞家や作曲家が、伝えたい気持ちや情景、物語を音符と歌詞に託しているんです。
例えば、「ありがとう」という歌詞があるとします。これをただ声に出して歌うのと、その「ありがとう」が伝える情景や物語を想像しながら歌うのでは、どうでしょう?
きっと、皆さんの歌声に乗る「ありがとう」の重みや温かさが、まったく違うものになりますよね。
歌詞に込められた思いを考えることは、歌を「自分たちのもの」にすることです。そして、言葉の奥にある感情を理解するだけでなく、自分たちがこれまで経験してきた喜びや悲しみ、仲間との絆といった記憶と、歌の物語を重ね合わせることです。そうすることで、皆さんの歌声は、聞いている人の心に直接語りかける力を持つようになります。
ただ上手く歌うだけではなく、皆さんの心がこもった歌声は、聞いている人の心を揺さぶり、感動させます。
ぜひ楽譜を読んでこんでみてください。言葉の裏に隠された物語や情景を想像してみましょう。
皆さんの歌声が、言葉の壁を越え、たくさんの人の心に響くことを期待していますよ。
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