2025.10.6 中秋の名月
- 公開日
- 2025/10/06
- 更新日
- 2025/10/05
校長室より
本日10月6日は「中秋の名月」の日です。「中秋の名月」とは、「太陰太陽暦」の8月15日の夜に見える月のことです。「太陰太陽暦」とは、明治5年まで日本で使われていた暦で、「月の満ち欠け」を元に日付が決められていたものです。
この「中秋の名月」ですが、9月のイメージがあるかと思います。しかし、上述したように、月の満ち欠けが基準になることから、2020年~2030年の中秋の名月を調べると、2020年の「10/1」、2025年の「10/6」、2028年の「10/3」以外は、9/10~9/29のいずれかの日に該当しています。
また、中秋の名月は、「満月」のイメージがありますが、必ずしも、満月になるわけではなく、1~2日ほど後にズレることが多くあります。実際、2020年~2030年の間では、7回、「中秋の名月」より1~2日ほど後となっています。しかし、ほぼ満月の形をしているので、ぜひ、その美しさを眺めてほしいと思います。
ところで、この日は、「お月見」と言う風習がありますが、もともとは、平安時代の貴族が月を見ながら詩を読むという「月見の宴」が始まりです。しかし、「収穫に感謝して、自然に祈る行事」でもあり、「団子」など「収穫物に見立てたもの」を飾る風習があります。
その団子も、この地方は「しずく型」と呼ばれる形が一般的になっています。この団子、関東では「丸」、関西では「細長い」形になっており、愛知県は、その中間的な形となっています(家庭によっては、丸形、細長型を用意するところ有)。
もともと、「里芋」を模したものであることから、茶色の団子は「皮付きの里芋」、白色は「皮をむいた里芋」、一部にあるピンク色は「里芋の花」「子供が親しみやすい色」という諸説があります。
したがって、今日の給食は、「月見うどん(白玉うどん)」「里芋ののりまぶし」が登場します。日頃の収穫に感謝して、しっかりいただきます^^