学校日記

2026.4.14 ラーケーションの日 その1

公開日
2026/04/14
更新日
2026/04/13

校長室より

本日から、江南市立の小中学校では、今年度の「ラーケーションの日」が取得できる期間となりました。令和5年度の途中からスタートした「ラーケーションの日」も3年目を迎え、確実に浸透してきていますが、改めて、その制度等について確認をしたいと思います。


「ラーケーションの日」は、愛知県全体の「休み方改革」プロジェクトの中で生まれました。この「休み方改革」プロジェクトというものは、働く人たちが、「家族が一緒に過ごせるようにするために」「ワークライフバランスを充実させるために」「生産性向上により経済を活性化させるために」作られた、愛知県が全国に先駆けて設けた、独自の施策です。現在、この施策を取り入れる自治体が年々増えてきています。


しかし、「家族が一緒に過ごせるようにするために」と言いつつも、休み方に関する課題として、「学校は祝休日が休みであるものの、企業の業種・職種や規模によって、保護者が祝休日に仕事をしていることも多く、家族が一緒に過ごす時間がつくりづらい」という現実があります。

そこで、「1.子どもの休みを契機に家族が一緒に休める」「2.家族の休みに合わせて子どもも活動できる」仕組みをどうつくっていくかということを考え、生まれたのが、「1.県民の日学校ホリデー」、「2.ラーケーションの日」となります。


特に、「ラーケーションの日」に関しては、こんなデータに着目すると、そのねらいが、わかりやすいかと思います。

現在、国の調査(総務省「令和3年社会生活基本調査」)によると、土曜日に勤務している方が、全体の約50%、日曜日に勤務している方が、約30%いるという結果があります。これらの家庭のお子様は、学校が休みであっても、保護者と過ごすことがしづらい状況にあります。

そこで、保護者の勤務が休みとなる平日に、子どもたちが、家族と学びを深める過ごし方をするのであれば、学校に登校しなくても「欠席扱い」とせず、家族との時間を過ごすことができる制度として設けられたのが「ラーケーションの日」なのです。


2025年度末に行った関係アンケート結果はまだ出ていないので、2024年度末に実施したアンケート結果によると、中学生の4人に1人が取得(24.2%)していることが分かっています(内訳:1日取得13.0%、2日取得7.1%、3日取得4.1%)。

これは「できる規定」であり、「ねばならない規定」ではないことから、家庭や生徒の実情に応じて、有効に活用している家庭があると捉えることができるでしょう。

「学校へ行くのが楽しいから、ラーケーションの日を取得しなくてもいい」というお子様もいるでしょう。また、「わが家は、週末に仕事が休みで、家族と共に過ごす時間が作れています」という家庭は、取得しなくてもよいかもしれません。

実際、上述のアンケート結果によると、「子どもが取りたがらない」「取得するつもりはない」が、合わせて42%あります。このように、「ラーケーションの日」に対する考え方はそれぞれです(2025年度末のアンケート結果は、間もなく発表される予定です)。


特に、今年度につきましては、従来の「ラーケーションの日」(年間3日)に加え、アジア・アジアパラ競技大会の観戦を目的とした場合に限り、大会期間限定で2日間のラーケーションの日が追加されることになっています。


少し長くなりましたが、そうした状況を受けて、今年度も「取得するのか」「しないのか」を考えていただければ、と思います。

「その2」では、「教育」という視点で、その価値について、お伝えしたいと思います。