2026.9.15 自己調整力
- 公開日
- 2026/09/15
- 更新日
- 2026/09/15
校長室より
朝、門に立って「おはようございます」と登校する生徒に声をかけていると、最近、時間ぎりぎりに車で送ってもらって登校する生徒が少し増えてきたように感じます。
もちろん、体調が優れなかったり、けがをしていたり、荷物を持つことが難しかったりするなど、車で送ってもらうことが必要な場合があります。それは当然のことです。
一方で、そうした事情がない場合については、「前日の夜や朝の時間の使い方を、もう一度考えてみてもよいのではないかな」と感じることがあります。
先日、登校時間帯に、学校周辺で交通事故がありました。幸い、生徒にけがはありませんでしたが、登校する生徒や送り届ける車、通行する車などが集中する時間帯であったこともあり、改めて学校周辺の交通安全について考える機会となりました。
こうした出来事をきっかけに、私たち一人一人が「安全に学校へ通う」ということについて、そして「自分の朝の時間をどのように使うか」について、今一度考えてみたいと思います。
そこで今日は、少し長文で、耳の痛くなるような話をします。
「自己調整力」という言葉があります。
簡単に言えば、自分の状態を把握し、目標を決め、その目標に向かって自分の行動や気持ちを調整していく力のことです。
例えば、朝、自分で起きることを考えてみましょう。
「明日は○時に起きよう。そのためには○時には寝よう。スマートフォンは○時までにしよう。目覚ましは○時と○時○分にセットしておこう。」
このように、自分の生活を自分で考え、調整する。そして、家の人に何度も起こしてもらうのではなく、自分で起きて、自分で準備をして、決めた時間に家を出る。
こうした「自分を自分で動かす」経験は、勉強が得意か不得意かということとは別の、大切な力を育てることにつながります。
もちろん、朝起きられないことには、睡眠不足や体調、生活リズムなど、さまざまな理由があります。中学生の年代は、成長に伴って夜型になりやすい時期でもあります。特に、定期テスト前である現在は、遅くまで勉強している人もいるでしょう。
大切なのは、「どうしたら自分は起きられるのだろう」「どうしたら時間に余裕をもって家を出られるのだろう」と、自分自身の生活について考え、工夫してみることだと思います。
これは、朝の時間だけの話ではありません。
「勉強をどれくらいやるのか」「スマートフォンをいつ、どのくらい使うのか」「友人とどのように過ごすのか」「やらなければならないことを、いつ、どのようにするのか」…。
私たちは日々、自分で判断し、選択しなければならない場面にたくさん出会います。
その一つ一つの場面で、的確に判断し行動するという、小さな積み重ねが、主体性や自立につながっていくのだと思います。
だからこそ、「朝、自分で起きる」ことは、主体性を育てる小さな練習になると考えます。
家を出る時間から逆算する。自分で起きる。自分で準備する。そして、できるだけ時間に余裕をもって、自分の足で学校へ向かう。
一見すると「当たり前」のように思えることかもしれません。しかし、こうした当たり前のことを、当たり前にできるようにしていくことは、決して小さなことではありません。
今日の自分の行動が、明日の自分をつくります。
「24時間をデザインする」「凡事徹底」。この二つのキーワードは、こうした毎日の何気ない時間の使い方にもつながっているのだと思います。
古中生の皆さん、自分の一日を自分でデザインする。そんな小さな一歩から、主体性を育てていきましょう^^


