うれしい卒業生の訪問!(技能五輪入賞!)
- 公開日
- 2008/12/17
- 更新日
- 2008/12/17
地域・その他
12月16日(火)平成16年度本校を卒業し、トヨタ工業学園(企業内学園)に進学し、この3月に学園を卒業した若者が母校訪問してくれました。現在もトヨタ自動車の社員として働いています。人事部計画室チーフの方2名も同行。
その若者は澤木優一君。(3年担任は武馬先生)現在18才。彼は学園の1年生の選考会で技能五輪参加候補者に選ばれ、3年生まで先輩の指導を受けながら、その技を鍛えてきました。
そして本年11月1日、第46回技能五輪全国大会に出場し、自動車板金部門で3席に入賞しました。初出場で3席に入賞するのは大変なことのようです。
与えられた時間内に(7時間30分)で1枚の鉄の板を手作業で加工し、ハンマーでたたきながら成形していきます。作品の誤差(正式には公差)は0.5ミリメートル以内。特に曲面形状に加工する作業などは熟練した高度な技能、感性、更には体力が要求されるそうです。
技能五輪は毎年全国大会があり、2年に1度、国際大会があるそうです。彼は今、新しい課題に挑戦中。この先も腕を磨いて、国際大会での金メダルをとることを目標にがんばるとのこと。日本のお家芸でもある「ものづくり」の技の世界で、若者が新たな伝統を引き継ぎ活躍する姿を頼もしく思います。優一君の活躍を期待します!」
「自動車板金部門」の今回の課題は、乗用車のボンネット、フェンダー、タイヤハウス部を一体としたイメージ製品。全て手加工で成形し、その寸法精度、形状精度、表面仕上げの綺麗さを競い合う。
この技を身につければ、世界で一つだけの車体を作ることができ、量産前の新型車モデルの試作、特別仕様車、クラシックカーの復元、事故車の修理まであらゆる車体の要望に応えられる。
<第46回技能五輪全国大会冊子(中央職業能力開発協会編)による>
写真は本校を訪問してくれた澤木君とその作品です。