学校日記

2024.6.13 今日の朝礼

公開日
2024/06/13
更新日
2024/06/13

校長室より

「今年度2回目の朝礼です。月に1回あるかないかの朝礼なので、古中生が中学生として、さらには、進学した先で、バイト先で、働き先で役に立つような話をしていくので、そういうスタンスで聞いてくれるといいです」ということを伝えて、話し始めました。



突然ですが、「あなたが、人の話を聴くときに心がけていることが何ですか?」
隣同士で話し合ってみましょう。…はい、ありがとう。
話を聴くときの姿勢として、4つのパターンがあるので、確認しますね。
1つ目は「ネガティブ・リスニング」。下をうつむいたり、よそ見をしたりしながら聴く姿勢です。今、そういう人は…いませんね。
2つ目は「ポジティブ・リスニング」。今のように、話し手の顔を見ながら聞く姿勢です。
3つ目は「アクティブ・リスニング」。うなずきながらしっかり聴く姿勢です。今も、中には、うなずきながら聴いてくれている人がいますね。
4つ目は「パワフル・リスニング」。「へぇ」「ふーん」「あぁ」「なるほどぉ」と、つぶやきでもいいので反応しながら聴く姿勢です。

よって、ポイントは「3つ」です。「目」を合わせて、「うなずききながら」反応を示し、「あいづち」などの言葉を入れながら、聴くということです。

では、「なぜ、そうするとよいのか」を2つ解説します。
顔を見ながら聴いてくれたり、うなずきながら聴いてくれたりすると、話し手は、話がしやすくなります。まさに、今の状態がそうです。校長先生は、みんなが聴いてくれているという安心感があるので、とても話しやすいです。
学級で、発表したりするとき、中には自信がなさそうな人がいるかもしれませんが、そういう人の発言もきちんとうなずきながら聴いてあげると、安心して話せると思います。
ということで、1つ目は、こうしたことから、良好な人間関係を築けるということです。

そして、話し手を見ながら聴くと、情報は、耳から入る言葉だけでなく、目から入る情報もあることから、総合的に記憶に残りやすいということです。
うつむいて聴いてるときと、うなずきながら聴いてるのでは、内容の吸収力が異なってきます。
ということで、2つ目は、話し手はもちろん、聞き手にもメリットがあり、「win-win」の関係になるということです。

もし、声が小さい人がいたら、そのときは、静かにして、一生懸命に聴きましょう。「聴く」ことは思いやりでもあります。

以上、話した「聴き方」は、人としての礼儀です。先生たちも、心がけています。
ぜひ、この後から、友達同士の会話や、授業中の先生の話や友達の発言時に、実践していきましょう。