2024.8.21 緊急対応訓練
- 公開日
- 2024/08/21
- 更新日
- 2024/08/21
校長室より
昨日は、校内教員研修の「緊急対応訓練」を行いました。
学校管理下で発生が想定される事案に対して、職員がどのように動けばよいのか、江南消防署員の立会いの下、シミュレーションを行い、振り返り・検証を行うものです。
学校は、「学校保健安全法」の第 29 条にて、「危険等発生時対処要領(危機管理マニュアル)」を作成すること、及びこれを教職員に周知することなどが義務付けられており、本校でも、年度当初に職員で確認をするとともに、定期的に見直しを図っています。
特に、消防署員に立ち会っていただき、職員の動きが適切だったかどうか指導・講評を受けることで、マニュアルのバージョンアップを図る狙いもあります。
今回の訓練は「食物アレルギーにより、意識不明になった生徒への対応」と「熱中症の生徒が複数発生した場合の対応」の二本立てで実施。「食物アレルギー」の対応は、これまで何度か行ってきましたが、「熱中症の生徒の複数発生」のシチュエーションは初めての訓練となりました。
訓練後、消防署員の方に「熱中症のシチュエーションに立ち会うのは、初めてでしたが、署員としても学びのある訓練でした。署員の立場という形で、訓練に参加したかったくらいです」と言っていただけ、「消防署に戻ったら、有意義な訓練だったことを報告します」とも言っていただけました。
物事は「やってみて分かる」ことが多いと思います。そしてそのことは「やっているから分かる・できる」につながります。「やっていないからできなかった」となり、命に係わることがあってはならないことです。
特に、現在、災害や事件・事故等、様々なリスクを想定しなければならない社会になってきました。今後も本校では、こうした訓練を重ね、安心して生徒が通える学校づくりに努めていきます。