2024.11.12 「依存症」の怖さ
- 公開日
- 2024/11/12
- 更新日
- 2024/11/12
校長室より
11月10日(日)に、名古屋市中区役所ホールで行われた、愛知県弁護士会主催の「法の日週間記念行事」に参加してきました。
内容は、TOKIOの元メンバーで、現在は、「株式会社山口達也」の代表取締役である山口達也さんをお招きして、講演「マイナスからの再出発」と、パネルディスカッションを行うというものです。
山口さんと言えば、2020年9月、泥酔するまで酒を飲んだ後にオートバイを運転して事故を起こし、運転免許を取り消されています。現在は、様々な資格を取得し、自身の経験を元に、「アルコール依存の危険性」について、全国で講演を行っています。
この日は、自身の実体験から、「依存症」の怖さを語り、そうならないように、また、もしそうなったときは関係機関を頼ることの大切さを説いていました。
印象的だったいくつかのフレーズを紹介します(文責水谷)
・自分は依存症になると思っていなかった。
・「アルコール依存症」は、脳のコントロール障害であり、完治しないと医師から言われた。
・現在も治っていない。4年間、飲酒していないだけ。克服するには、一生、一口も飲まないこと。
・実は、世の中には依存症者は多く、日常ですれ違ったりしている。
・過去や他人は変えられないが、未来や自分は変えられる。
一度、「依存症」になってしまうと、完治が難しいというのは、怖いことです。
中学2年生の保健体育の授業では、「喫煙、飲酒、薬物乱用と健康」の中で「未成年者の喫煙・飲酒については依存症になりやすい」ことを学習していますが、中学生には、なかなかイメージしにくいかもしれません。
しかし、「喫煙、飲酒、薬物」に限らず、ネット、ゲーム、ギャンブル、対人関係…など、様々な「依存症」に、罹ってしまうことがあることから、決して別世界の話ではなく、中学生の年齢になれば、当事者意識を持つ必要があるように思います。
明日、13日(水)には、2年生が「薬物乱用防止教室」に参加します。ぜひ、そうした話を聴いて、未然に防ぐ行動を心がけられるといいですね^^