2025.1.3 新聞読み比べ
- 公開日
- 2025/01/03
- 更新日
- 2025/01/03
校長室より
その昔、とある先輩教師から、「元旦の新聞は、新年の展望が各社の考えとして社説にまとめられているからおもしろいよ。それに値段が変わらないのに、分厚くてお得だよ。」と教えていただいたことがあります。
以来、元旦はコンビニに行って、複数の新聞紙を購入することが恒例となっています。
今年も、家に届く中日新聞以外の4紙を購入し、1日から休刊日の2日にかけて、じっくり読み比べていました。
興味深かったのは、「日本経済新聞」。定期購読していないので、たまに見るとついついじっくり読んでしまう日経ですが、元日の新聞も、やはりじっくり読んでしまいました。
中でも「逆転の世界」「ニッポン2025」と題し、様々なデータを並べながら、世界の中の日本の立ち位置や、日本の未来を説いた特集記事は学びがありました。欧米諸国以外の新興国が世界を牽引しつつあることや、人口減に伴う様々な課題にどう対応していく必要があるのか分かりやすく書かれた内容は、中学生にも読んでほしい内容でした。また、AIが人類の知性を超えるとされる「シンギュラリティー(技術的特異点)」の到来時期の予測が年々早まっているという記事は、今後の教育はどうのような方向性であるべきかを考えさせられるものでした。
他にも、この日の新聞は、各紙が別刷りの「経済」「芸能」「スポーツ」などの特集記事を挟み込んでおり、今年の芸能やスポーツイベントが俯瞰して読めるので、今年の楽しみを「計画」することができました。
期待が外れたのは、教育に関する記事が、各紙にほぼなかったこと。多くの年に、その時々の課題や方向性について特集を組んだり、シリーズ記事の第1回を掲載したりするのですが、今年はそれらの記事がありませんでした。今後、そんな記事が掲載されることを期待したいところです。
新聞の購読者数は年々減少しているということですが、様々な分野の記事が読めるのは、ネット記事にはない、新聞ならではの良さです。古中生で、新聞を購読している家庭であれば、せっかく身近にある新聞をぜひ手に取ってみるといいですよ。新しい発見があること間違いなしです^^