学校日記

2025.6.11 梅雨にまつわる雑学あれこれ

公開日
2025/06/11
更新日
2025/06/11

校長室より

9日(月)に梅雨入りした東海地方ですが、昨日は、九州地方で豪雨になるなど、なかなか過ごしづらい季節に入りました。


さて、そんな「梅雨」ですが、ここでは、様々な角度から、梅雨にまつわる雑学を7つ、紹介したいと思います。



●東アジアでみられる「梅雨」は、文字通り、中国では「梅雨」と書き(読みは「メイユー」)、また、東南アジアでは、英語で「plum rain」(梅+雨)と呼ぶ地域もあるようです。


●湿気でカビ(黴)が発生しやすい時期であることから、「黴雨(ばいう)」が語源という説もあります。しかし縁起が悪いとし、「梅」の字に置き換えたとも言われています。


最長の梅雨記録は、2020年、関東甲信地方の梅雨明けが「8月1日」だったもの。梅雨期間は55日以上にもなったとのこと。これはちょっと困るかな…!?


●エアコンのない、昔の建物に使われていた、木の柱、土壁、漆喰(しっくい)、畳、障子は、全て湿気を吸ってくれる天然素材で、建物に湿気対策に有効な素材でした。


●江戸時代まで存在していた「武士」は、梅雨になると、湿気で刀が錆びやすくなることから、頻繁に手入れをしなければならず、あわせて様々な武具の保管にも頭を悩まさなければならず、梅雨の季節を嫌がっていたようです。


カタツムリの主食は植物の葉であるものの、殻を作るカルシウムを摂取するために、コンクリートから染み出たカルシウムをなめ、栄養を補給することから、コンクリートブロックなどにいることが少なくありません。


「カエルが鳴くと雨が降る」と言われますが、ある大学の調査によると、カエルがあまり鳴かなかった翌日に雨が降った割合は11%、よく鳴いた日の翌日に雨が降った割合は36%だったとか。これは、カエルが全呼吸量の30~50%が皮膚呼吸であることから、湿度が高いとより活動的になり、鳴くことが多いとみられています。と同時に、オスがメスを呼ぶために、競い合って鳴いているという事実もあります。



いかがでしたが?「梅雨」というキーワード一つからも、様々な学びが得られます。

こうした探究心をもつことで、さまざまな知識がつながり、ものごとを多角的に考えることができます。

古中生の皆さんには、ぜひ、そんな「探究心」や「好奇心」を大切にしてほしいと思います^^