学校日記

2025.7.23 「先生は、夏休みも仕事があります」

公開日
2025/07/23
更新日
2025/07/22

校長室より

「いいなぁ、先生は。夏休みがあって」という声に対しての返答が、見出しの「先生は、夏休みも仕事があります」です。


基本的には、カレンダー通りに働く保護者の方と同じ勤務シフトです。

生徒の夏休みの期間である、7月19日~8月31日の間は、「44日」ありますが、土日を除くと、平日は、「29日」です。このうち、「閉校日」(8月12日(火)~15日(金))は勤務をしないので、勤務日は「24日」となります。

本校の職員は、一般的に、このうち全職員で実施する研修会が「4日」、日直が「2日」、多くの職員が務める部活動顧問が週3日として、5週で「15日」。これがベースになります。

これに、それぞれの職員が参加しなければならない「教科研修」や、「○年目研修」「初任者研修」「分掌別研修」(分掌:生徒指導、進路指導、特別支援等の担当業務)、大会運営委員になっている職員は、「西尾張大会」「県大会」「東海大会」に審判や運営スタッフとして出かけていきます。

そうすると、ほぼ平日の勤務日数は出勤することとなり、決して、休みが多いわけではないことが分かると思います。


ちなみに「夏季特別休暇」というものが「6日」付与されています。基本的には、「会議をもたない期間」として設定された、上述した日直をおかない「閉校日」(8月12日(火)~15日(金))に使用します。一般企業で言う「お盆休み」です。この閉校日も、10年ほど前に設定されたもので、それまでは、世の中はお盆休みでも、日直が詰めていた時代がありました。官公庁と同じシフトです。さすがに、誰も学校に来ない、電話もほとんどない、ということで、10年ほど前から、学校を閉じることとしました。しかし、全ての省庁が休みとなる年末年始のような「閉庁日」ではなく、学校だけが独自に休みとする「閉校日」なので、有休を取得する期間となっています。

なお、上記の研修や大会運営スタッフを抱えていると、閉校日の4日間を「夏季特別休暇」として使用するも、残りの2日を使いきれるかどうか、という職員がいます。お盆以降に休暇を取ろうとしても、研修等があるため、取り切れないのです。


…というような、夏休みを過ごしている学校の先生です。とは言え、1学期のように時間外勤務をすることは減り、定時の勤務がベースとなり、土日も大会以外は休日となります。これはありがたいことです。

したがって、夏休みは、教員にとって、家族と過ごす時間がいつもより増え、自己研鑽の時間が増える期間となります。


以上の現状をご理解いただき、「いいなぁ、先生は。夏休みがあって」ではなく、「先生って、意外と夏休みも忙しいのですね」と思っていただける夏休みであることを承知いただけると幸いです^^