2025.9.12 「我が家では、子供たちがデジタル機器を使う時間を制限しています」
- 公開日
- 2025/09/12
- 更新日
- 2025/09/11
心に刻みたい言葉
…と言ったのは誰でしょうか。
アップル・コンピュータの創業者である、スティーブ・ジョブズ氏です。
現在、多くの人が使用しているスマートフォンであるiPhoneを開発した、あのジョブズ氏が、です。この言葉の続きは、こうです。
「夕食時にはiPad禁止、寝室にも機器は持ち込ませず、使う時間も厳しく制限しています。子供たちは画面だけでなく、現実の世界や人との交流を学ぶべきだからです。」と。
マイクロソフトの創業者である、ビル・ゲイツ氏も同様なことを言っています。
「子供たちにはテクノロジーに詳しくなってほしいが、依存してほしくはない。だから平日は1日1時間までの制限を設け、残りの時間はアクティブなことやクリエイティブなことをさせています。」と。
いかがでしょうか…。
東北大学応用認知神経科学センター・榊浩平助教授の研究では、スマホの使用時間と成績の相関関係として、以下のような結果が得られています。
・ 最も成績が良かったのは、1時間未満の使用
・ 使用時間が長くなるにつれ、成績が下がる
・ 3時間以上になると、勉強時間を確保しても成績が平均未満になる
個人的に思うポイントは、「未使用」の人ではなく、「1時間未満使用」の人の方が成績がよいということ。
ようするに、知識や情報を得るために上手に活用し、必要以上に使用しないという「セルフコントロール力」(自分の行動をコントロールする力)が身についている人が成績がよいということです。
また、「30分間、集中してスマホを使わずに勉強した子」と「3時間、スマホを触りながら『ながら勉強』をした子」の成績が、ほとんど変わらないという衝撃的なデータもあります。つまり、3時間勉強しても、実質的には集中して勉強した30分の効果しか得られていないというのですから驚きです。
古中生の皆さん、いかがですか。
間もなくテスト週間になろうとしているこの時期、それでもスマホをずっと、触りますか…?^^