2025.10.10 「学問の神様」に力をお借りする
- 公開日
- 2025/10/10
- 更新日
- 2025/10/09
校長室より
一昨日(8日・水)の3年生の体育館での学年合唱の前に、少し時間をいただき、3年生のそれぞれの進路が叶うように、私から学年主任に、太宰府天満宮のお札を渡しました。そして、一部の人にはなりますが、太宰府天満宮の鉛筆をじゃんけん大会で勝った人にプレゼントしました。
ちなみに、「なぜ、鉛筆か」と言うと、太宰府天満宮に祀(まつ)られている「菅原道真」が「学問の神様」であることが関係します。菅原道真が、多くの詩や文章を残すために用いた「筆」は、学問を極める上で欠かせないものであり、天満宮で「筆」をいただくというのは、道真公のように勉強に打ちこめるように、「知恵」や「努力する力」をもらえるようにお願いする、という意味があります。
そこで、筆に代わる「鉛筆」をいただき、配付したところです。
さて、3年生はもちろんのこと、今後、3年生になる1・2年生の皆さんも、「進路が叶う」ように神社へ参拝に行く(行ったことがある)と思います。
そんなときに、気をつけると良いことをここで確認しておきたいと思います。
参拝のときは、いきなり「○○の学校に入学できますよう!」「試験に合格しますように!」と願うのではなく、まず「今日ここに来られたことを感謝します」というお礼を伝え、続いて「今、私は、○○をがんばっています。この努力を続けられるようにお力をお貸してください」といったように、「自分もがんばる」という気持ちを添えてお願いするとよいです。
絵馬に願いを記すときも、「○○学校の試験に合格しますように!」と記すだけではなく、「毎日コツコツがんばってきたので、その努力が叶い、○○学校の試験に合格しますように」「○○学校に入学できるよう、これからも努力を重ねるので、見守ってください」とするとよいです。
「合格しますように!」とお願いをするだけで、願いが叶うのなら、誰もが参拝します。しかし、神様も決して「全て願いを叶えてくれる存在ではない」のです。自分の努力も惜しまず、謙虚にお願いをすると、そっと、背中を押してくれるように思いますよ^^
※ 写真は、廊下に祀られている太宰府天満宮のお札です。通るときに、参拝している3年生もいるとか…^^