2025.10.17 世界食糧デー
- 公開日
- 2025/10/17
- 更新日
- 2025/10/16
校長室より
昨日、10月16日(木)は「世界食糧デー」でした。
「世界食糧デー」とは、世界のさまざまな食料問題について、解決するために行動することを目的として設定された日です。1945年10月16日に国連食糧農業機関が設立したことを記念して、1981年に設定されました。
そこで、昨日の給食は、写真のように「ベジブロスのワンタンスープ」「さばカレー餃子」「中華風うの花」という、特別に工夫した献立が提供されました。世界では、「11人に1人」が食べ物がなく、苦しんでいるとのこと。少しでも食品ロスについて考える機会になることをねらいとしています。
「ベジブロス」とは「ベジタブル(野菜)+ブロス(出汁(だし))」を合わせた言葉で、野菜を捨てる部分から取った、出汁のことです。キャベツの芯やニンジンのへたをじっくり煮出して取ったベジブロスでワンタンスープにしています。
「さばカレー餃子」では、さばを加工するときに出てしまう、「端切れ」の部分を活用して餃子になっています。
「中華風うの花」では、豆乳や豆腐を作るときに出る、捨てられがちな「おから(うの花)」を、中華風にアレンジしておいしく食べられるものになっています。
なお、「おから」と「うの花」の違いはなんでしょうか。
「うの花」は「おから」の別名ですが、「うの花」とは、本来は初夏に咲く「ウツギ(空木)」の花の名前で、白く細かい花びらが「おから」に似ていることから、そう呼ばれるようになったものです。
「おから」は、豆乳を搾ったあとに残る大豆の繊維質部分で、食品原料としての名称となります。したがって、「おからを使ったハンバーグ」などと言います。
「うの花」は、「おから」を使った煮物料理に多く使われる、料理名として用いられる呼び名・表現で、「おから」の雅称(上品な呼び方)となります。したがって、「卯の花の煮物」「うの花和え」などと言い、上品さや季節感を出したい、懐石料理などでよく用いられます。
「へぇー」ですね^^
(※ 写真右は「ウツギ」の花です)