学校日記

2026.10.21 一隅を照らす

公開日
2026/10/21
更新日
2026/10/19

校長室より

こんな言葉があります。

「径寸十枚、是れ国宝に非ず。一隅を照らす、此れ則ち国宝なり」

(けいすんじゅうまい、これこくほうにあらず。いちぐうをてらす、これすなわちこくほうなり)


これは、歴史の教科書にも登場する、天台宗の宗祖・最澄(767~822)の言葉です。


「径寸十枚」とは、金銀財宝などのことです。また、「一隅」とは、今、自分がいる場所や置かれた立場を指します。

したがって、この言葉は、「多くの財宝が国の宝なのではなく、今、自分がいる場所で精いっぱい努力し、光り輝くことのできる人こそ、国の宝である」という意味です。


後期の生徒会活動や学級での活動が始まり、新しい役割にも徐々に慣れ、軌道に乗り始めている頃かと思います。皆さんは、それぞれの役割をどのように果たしているでしょうか。


新しい係などの仕事に精いっぱい取り組むことができていれば、それはまさに「古中の宝」です。

そして、そうした行動ができる人は、社会に出てからも、きっと誠実にさまざまな役割を果たすことができ、文字どおり「国の宝」となっていくことでしょう。


ちょうど校長室の前の廊下や玄関掃除の担当の3年生が、とても熱心に取り組んでいるのを見て、清々しい気持ちになりました。まさに、こういう姿勢の人たちは「古中の宝」ですね。


決して大きな仕事や派手な仕事でなくても、「目の前のやるべきことをしっかりやる」ということは、とても大切なことです。

古中生一人一人が、自分の役割に対してベストを尽くし、学校のために活躍してくれることを願っています^^