2026.11.5 能登半島を訪れて
- 公開日
- 2026/11/05
- 更新日
- 2026/11/04
校長室より
先週末、所用で能登半島方面に出かけました。
能登半島といえば、2024年1月1日16時10分、石川県能登地方を震源とする最大震度7の大きな地震が発生した地域です。
あの日、ランニングをしていた私は、スマートフォンから警告音が鳴り、防災行政無線(防災スピーカー)からも緊急地震速報が流れたことを覚えています。すれ違う人と「何があったの?」と声を掛け合ったことも、今でも鮮明によみがえってきます。
ちょうど当時、家族が富山にいたため、そのときの状況を聞きました。部屋の中の物が倒れるなど、とても怖い思いをしたとのことでした。
あの地震から、まもなく3年が経とうとしています。
車を走らせていると、金沢方面から能登半島北部へと延びる幹線道路「のと里山海道」では、地震発生から約7か月後に対面通行が可能になったものの、地震の爪痕が今なお残る箇所がいくつもありました。重機が並び、現在も復旧作業が続けられている場所もありました。
また、市役所を訪れると、地面の隆起や沈下によって建物と地面との間に隙間が生じていたり、路面にひび割れが残っていたりするところがいくつもありました。完全な復旧には、まだ時間が必要であることを改めて感じました。
一方で、街では文化祭が開かれ、華やかな衣装を身にまとった人たちでにぎわっていたり、秋祭りが行われた跡が残っていたりと、少しずつ日常が戻ってきている様子もうかがえました。
なお、鉄道や空港、道の駅など、能登半島のさまざまな場所で「ポケモン」を見つけることができました。
これは、石川県と「ポケモン・ウィズ・ユー財団」が連携し、復興を支援する取り組みの一つです。ポケモンを通して子どもたちに笑顔を届けるとともに、観光客に能登を訪れてもらい、その現状や魅力を知ってもらうことなどを目指しているようです。
全国を見渡すと、東日本大震災から15年が経過した東北地方をはじめ、2016年、2026年と2度にわたって大きな地震があった熊本地方など、地震や豪雨などの災害から、今なお復興の途上にある地域がいくつもあります。
古中生の皆さんには、ぜひ、そうした地域に思いを寄せ、エールを送ってほしいと思います。そして、エールを送るだけでなく、今こうして当たり前の日常を過ごせていることに感謝するとともに、自分たちに何ができるのか、何をしなければならないのかを考え、できることから行動に移していってほしいと思います。


