学校日記

がんばっている君へ104号より

公開日
2008/10/14
更新日
2008/10/14

生徒指導部より

 配付文書で紹介している「がんばっている君へ」をお読みできない方へ、HPの本文中へUPしてみました。生徒指導主事が、生徒に読んでほしいと願っていることを毎日、書き続けています。104号の中心テーマは「人の役に立たない仕事はない」です。以下紹介します。

〜人の役に立たない仕事はない〜

昔あるところに、3人の石工(石を刻んで、細工をする職人)が、夏の暑い中、仕事をしていました。そこを通りかかった旅人が、その石工達に、こうたずねました。
「あなたがたは、何のために、石を割っているのですか。」
すると、Aという1人の石工は、こう答えました。
「私は、こんな骨の折れる仕事は嫌なんです。しかし、他にこれといった仕事も能力もありませんので、生きるために仕方なくやっているのです。」
 もう一人のBという石工は、こう答えました。
「私は、この仕事が歩合制度(やった量だけもうかる)で、お金になるからやっているのです。」
 最後の1人のCは、次のように答えました。
「私は、この仕事でお金をもらっています。しかし、それだけの理由で働いているのではありません。仲間と協力したり、仕事の仕方を工夫したりする楽しみがあるからです。また、私たちが割っている石は、建物の土台に使われ、世の中の役に立っているのです。」

あなたが仕事をするときには、どの考えを参考にしたいと思いますか。
ゴーリキーというロシアの作家は、『どん底』という本の中でこう言っています。
『仕事が楽しみなら、人生は楽園だ。仕事が義務なら、この世は闇だ。』

 今日は、朝会での任命式があり、正式に後期の係活動がスタートしました。どんな仕事でも、人の役に立たない仕事はありません。協力し、工夫し、役に立っているという思いがあれば、自然と楽しくできますよ。