今日の御嶽山
- 公開日
- 2008/12/19
- 更新日
- 2008/12/19
地域・その他
<御嶽山>
標高3,067m。日本百名山の1つ。神聖な信仰の山として親しまれてきました。御嶽には5つの火口湖があり、中でも二ノ池は日本で最も高い所の池。(2,905m)。
各務原市の「各務原台地」には、御嶽山のはるか昔の大爆発によって大量の土石流が川を流れ下り堆積したと考えられています。
長らく死火山と思われていましたが、1979(昭和54)年に水蒸気爆発を起し、以降、死火山、休火山、活火山という定義そのものが全国的に見直され、現在では活火山以外の言葉は使われなくなりました。
2007年(平成19年)岐阜県下呂町小坂町内で約6000年前の火砕流が堆積した地層が発見されています。この発見以降、長野県・岐阜県とも水蒸気爆発だけでなく火砕流も想定した防災対策策定へ見直しの可能性がでてきました。(御嶽山-Wikipediaによる)
美しい山も「怒り狂う」と大きな災害をもたらしかねません。その広大な森林や裾野、そこを源とする大小の河川も含めて、山は多くの自然の恵みをもたらすと同時に、ひとたび爆発を起せば大きな災害をもたらします。太古から人々は畏敬の念をもって山とともに暮らし、「信仰の山」として敬うことは、人々にとっては、当たり前のことであったと思います。