学校日記

今日の授業風景 1年国語

公開日
2009/02/03
更新日
2009/02/03

学校生活

 3日(火)第1時限の1年3組の国語の授業です。教材はヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」。今日の学習課題は、主人公「僕」の気持ちの変化を3つの場面に分けて、書かれている文章から読み取ることです。

 友達のエーミールが、クジャクヤママユという「僕が熱烈に欲しがっていた蛾」を持っていることを知り、彼の家に行き、留守であることを知って、その姿があまりにも美しいので、ついに「逆らいがたい欲望を感じて」「僕は生まれて初めて盗みを犯し」てしまうという場面です。部屋を出てから、「自分は盗みをした」「下劣なやつ」とおびえながら、また「僕」は彼の部屋に戻ります。しかし、その美しい標本はやがて「僕」のポケットの中でつぶれてしまいます・・・

 大変優れた教材です。生徒は場面ごとに、「僕」の心の変化を表す文を集中して探し、プリントに書き込んでいきます。次に班で話し合い、場面ごとに主人公の心の変化を、班の意見としてまとめます。その後、全体で班の意見を聞き合い、読み取り内容を広げ合い、深め合います。
 生徒は学習の手順と方法がはっきりと示されているので、意欲的に学習に参加していました。今日の第6時限に、「授業デイ」として、同じ場面を1年7組でも行います。先生方も参観して、授業後、授業ミーティングを行い、その検討会を行います。