…と聞かれたら、どのように答えますか。「自然」「石油」「知識」…等、様々なものが浮かぶかもしれませんが、個人的には、「時間」という資源は、他に代えがたいものだと思います。

ローマ帝国の政治家であり、哲学者、詩人であったセネカ（ルキウス・アンナエウス・セネカ　紀元前1年頃～65年）は、次のような言葉を残しています。

われわれが持っている時間は短いのではない。その大半を浪費しているのだ。人生は、十分に活用しさえすれば、偉大なことを成し遂げるには十分なほど長く与えられている。

（中略）

人々は財産を誰かに奪われれば大騒ぎするのに、自分の時間（人生）が他人に奪われても平気でいる。財産よりもはるかに貴重で、決して取り戻すことのできない時間を、いとも簡単に他人に分け与えてしまうのだ。

ときには、リラックスして、何をするでもない時間を過ごすことも必要でしょう。

しかし、毎日、目的もなくスマホを触ったり、自分のやることが明確なのに、安易に人の誘いに乗ってしまったりし、「あー、時間がもったいなかったー」と思うような行為は減らしたいものです。

セネカは、そんなことを「2,000年」も前に（！）訴えています。

定期テストまであと「10日」。

今年度から、４教科のテスト日程が分散化されたり、５教科のテストが一日日程になったりするなど、これまでより定期テストに向けた計画性が求められるものと考えます。

重要な資源である「時間」を大切に。そんなことを思いながら、「24時間をデザイン」していくとよいかもしれませんね＾＾